2017.04.29 22:00オノマトペで遊ぶイラストを見て、その場面にふさわしいオノマトペ(擬声語、擬態語)を当てるゲーム感覚の楽しいサイトがあります。何となくわかるけど、ぴったりなものを思いつくのが結構難しかったり、イラストだけでは伝わりにくかったのが、オノマトペが入ると一目でイメージがつかめたりと、遊びながらいろいろとオノマトペについて学べます。オノマトペもたくさん知れば、日常会話や作文の表現力にもつながりますし、マンガを読んでも分かりやすくなります。オノマトペは、日本語独特のものが多く、イタリア語を始め外国語には直訳しにくいので、こうやって日本語で直接イメージをつかむことができると、子どもでも分かりやすいのではと思います。親子で当てっこするのも楽しいですよ。
2017.04.28 22:00読み聞かせを卒業したら一人で本を読めるようになったら、どんどん日本語でも読書習慣をつけて欲しいと親は期待します。 ところが、読んで欲しいと思って適当に名作や古典を選んでも、簡単に子どもが読むとは限りません。 まだ未習の漢字も多く、また、漢字の習得が遅れがちだと余計に、知らない言葉が多く文章の意味が取れなくなり、本を読むことを徐々に嫌がるようになります。 辞書を引きながら本を読むのは、大人が外国語を勉強する時のように強い意志とモチベーションがある場合ならまだしも、小学生には面倒くささや勉強のイメージを与え、純粋な読書の楽しさから遠ざけることになりがちです。 かと言って、辞書を使わずに読める漢字の少ない低学年向けの本ばかりでは、内容が幼稚なので、読めても興味...
2017.04.27 22:00ズッコケ三人組マジックツリーハウスを紹介したので、日本語原作の児童書から、こちらもおすすめです。昭和の懐かしい作品ですが、今の子どもにも充分面白い作品です。小さい頃に読んだ方も多いのではないでしょうか。ふりがな付きで、お話は適度に短く、挿絵もあり、読書嫌いな子でも手に取りやすく、読みやすい本だと思います。本を読むのが好きではない子どもに、読んでみようかなと思わせ、読み始めたらなんだか面白い話が書いてあって、笑いながら読んでいるうちに読み終わった。楽しかった。という効果を狙って、各種あるシリーズの中からお好みの一冊が見つかりますように願っています。
2017.04.26 22:00マジックツリーハウス「かいけつゾロリ」がもう幼稚に思える年齢の子どもには、このシリーズがおすすめです。ファンタジーといろいろな時代の歴史要素もあり、男児も女児も楽しめます。恐竜、マンモスなど子どもの興味を引く工夫もあり、冒険小説の手始めとして読むのに丁度よいお話です。日本語版は、1冊に2話収録されていて、適度に短いので、途中で飽きずに読み切ることができます。ふりがながある、読み切れる位の長さであることは、小学校低学年や中学年の頃は大切な要素だと思います。原作は英語ですので、日本語訳されたものですが、子ども向けにこなれた訳になっていて、いわゆる翻訳日本語的な硬さは感じません。サイトで、中身を一部読むことができますので、およその感じをつかんだり、読みやすさを確認することもでき...
2017.04.25 22:00こまったさんとかいけつゾロリどちらも小学生なら必ず読んだことのある本だと思います。日本の小学校の図書館や学級文庫には必ずあるシリーズですね。「こまったさん」は女児向きで、どちらかと言うと「かいけつゾロリ」は男児向きですが、どちらが読んでも楽しめます。特に「かいけつゾロリ」は、おふざけ要素もあり、文章はやさしいので、日本では、幼稚園年長の子でも読んでいました。小学校低学年なら充分楽しめる内容と文章だと思います。感想文を書くためにしぶしぶ本を読むのではなく、息抜きとして進んで日本語で読書する習慣がつけば、本から色々なことが吸収できます。読書は習慣ですので、最初は楽しいものをどんどん与えて、少しずつ他のジャンルの本にも興味を持つように心がけてあげてください。
2017.04.24 22:00一人読みのスタートに一人で本を読みだした頃に丁度いい本を選ぶのは、少々難しいものです。親は、良かれと思って古典名作、教訓的な物語、戦争の悲惨さや命の大切さを伝えるお話など、いわゆる「硬い」本を選びがちですが、取っ付きにくかったり、話が長かったり、真面目でつまらないと思われたり、結末が悲しすぎたり等の理由で、途中で投げ出したり、一応読んではみたものの二度と手にしてくれないことが往々にしてあります。すでに読書が楽しいと思う子どもは、少々内容が硬い本でも、悲しい結末のお話でも、最後まで読み終える力がありますが、そうでない子にとっては、あまりテーマが重い本は、読書が楽しいものでなくなってしまいやすいので、そのような選書はなるべく避ける方が良いと思います。「テレビやマンガもいいけど...
2017.04.23 22:00幼年童話赤ちゃんの頃から絵本の読み聞かせを続けていると、幼稚園年長の頃には、長いお話でも最後まで集中して聞けるようになってきます。お話を耳で聞いてかなり理解できていると感じるようになってきたら、少しずつ、挿絵の少ない「幼年童話」と呼ばれる本を読み聞かせするのも良いと思います。これらの本は、絵本のように全ページに絵はありませんが、要所要所に挿絵があり、お話も保育園や幼稚園が舞台になっていたり、動物が出てきたりして、絵本より長めのお話でも幼稚園児にはわかりやすく、起承転結もきちんとあり、ドキドキしたり、大笑いしたりと子どもが共感できる部分が多い童話です。絵がなくても「お話って楽しい」「本って楽しい」と子どもが思ってくれれば、読書の楽しみへの第一歩スタートです。絵本...
2017.04.22 22:00母語の大切さ言及されているのは、日本に住む外国人のケースですが、海外に住む日本人の子どもも、逆の立場でほぼ同じ問題をはらんでいると言えると思います。継承語教育、継承語保持のと深く関わってくる問題でもあります。ご興味のある方は是非お読みください。
2017.04.21 22:00あいうえお ことば遊びの絵本ひらがなが読め、短くてやさしい文章を読めるようになってきた幼稚園年長から1年生の頃にぴったりの絵本です。 あいうえお順で、おもしろい早口言葉や駄洒落のようなお話が書いてあり、楽しく読むことができます。 それぞれ面白い挿絵があり、子供の理解を助けます。 声に出して読むのにもぴったり。長文はなく、ストーリー性もないので、読むことを嫌がる子どもも抵抗が少なく、ナンセンスで面白いので、楽しく声に出してくれます。 日本語のおもしろさを親子で楽しんでみてください。
2017.04.20 22:00楽しい漢字ドリル漢字の勉強は大変です。子どもが、補習校や日本語学習を嫌がる原因の第一ですし、勉強させるのに手こずるのもまず漢字です。漢字の読みと書きは、学習方法が違います。漢字の読みは、本を読むことでも補えます。漢字ドリルや漢字の書き取り練習が大嫌いでも、日本語での読書量があれば、本から色々な漢字や熟語を読みおぼえて、言い回しを吸収することが可能です。読書量と語彙の知識は比例すると言えます。ところが、漢字の書きは、読書量だけに比例しません。たくさん日本語で本を読んで、漢字が読めたとしても、それだけで暗記して書けるようにはならないからです。漢字の書きは、学習(練習)量によります。漢字ドリルを一回さらっと練習して、すべて頭の中に残れば最高ですが、なかなかそうは行きません。...
2017.04.19 22:00親のエゴ海外で子どもに日本語学習をさせる時、必ずこの問題にぶつかります。 実際目の前の子供は、見るからに嫌々日本語の宿題をやっていたり、補習校に行くのを渋ったり、「日本語なんかやりたくない」「もう補習校に行きたくない」と言い出すこともあるでしょう。配偶者や舅姑、あるいは他人から、日本語学習や日本語で話す事を非難されたり、批判的な意見を言われる場合もあります。 子どもの一時的な我がまま、バイリンガル教育に理解がない人の言うことだと切って捨てられたら良いのでしょうが、そうもいかず、うじうじと思い悩んだりします。 子供の勉強を見るだけでも気力も体力も必要なのに、心が折れるようなことを言われるのは、日本人の親としては結構つらいものです。&...
2017.04.18 22:00はじめての鉛筆ひらがなを書く練習をする前に、充分に運筆に慣れておくことが大切です。幼稚園児は、まだ手も小さく握力も筆圧も弱いうえ、手首や指先の動かし方のコントロールも未発達ですから、できるだけ小さな手に握りやすく、無理な力を入れなくても書ける筆記具で書かせてあげてください。普通の鉛筆は、芯が濃くても軸が細いので、子どもの指では持ちにくく、悪い持ち方の癖がつきやすいので、注意が必要です。同じ理由で、ボールペンも最初の筆記具には向いていません。それに加えてボールペンは、なめらかに滑り過ぎますし、ペン先が細いので、これから字をおぼえる幼児の運筆には向きません。(ボールペンのインクは、衣類に付くと洗濯しても落ちないので、これも大変困りものです)子どものためによく考えて作られ...