2026.02.18 23:00最近読んだ本年末年始の休みの間には、好きな本を何冊か読みました。この2冊は偶然に続けて読んだものですが、この2冊を一緒に読んだことで深く思うことがありました。土井善晴さんの本はレシピではなく、料理にまつわることをエッセーとして書かれたものですが、日本人なら知っている料理や台所のいろいろなことが丁寧に書かれていて、ゆったりとした時間に日本を想いながら、そして日本での暮らしを思い出しながら読みました。「和菓子の京都」は、贈っていただいた本ですが、復刊したのでぜひ読んで欲しいとイタリアまで届けてくださったお気持ちがよくわかる本でした。昔からの伝統をそのまま続けていくことがいろいろな理由から難しい昨今ですが、世の中がどう変わって行っても京都人はこの考えを忘れないだろう、そ...
2026.02.17 23:00節分お正月の次の日本の季節の行事は節分ですね。節分の工作では、鬼のお面を作って豆まきをするのが一般的かなと思いますが、鬼になった人に向かって豆を投げ合うのは子ども達が興奮して大喜びしそうですが、豆まきをした後片付けも相当大変ですので(特に教室には本がたくさんありますので、それらにぶつけるのもちょっと気が引けます)そのあたりを回避できる工作を考えることにしています。最初に、節分の行事を知らない子もいますので、日本では2月3日に今年も元気で幸せに暮らせるようにお願いするため、悪い鬼がお家の中に入ってこないよう豆を撒いて鬼をやっつけるんですよと簡単に説明し、鬼の顔を工作で作りました。鬼は大きな口と角が生えていることを強調し「角は頭から生えているよー。顔から生えな...
2026.02.16 23:00あいうえお作文 その2あいうえお作文をひらがなとカタカナで考えてもらいました。カタカナの使い分けも上手にできていますね。思いついたことも子どもらしくて、とても可愛らしい作文になりました。漢字が書いてあったこともとても嬉しかったです。漢字を覚えたら使ってみることはとても良いことです。ダイスキという言葉が「だいすき」から「大すき」になる時、子ども達の日本語の世界の解像度が少しでも上がるきっかけになると信じています。語頭の音から言葉を想起して、それらをある程度まとまりのある終わり方で締めくくるのは、子どもにとってはなかなか難しい作業だと思います。日常会話であれば、話しながらどんどん話題が変わっていったり、言いっぱなしや中途半端でも大きな問題はありませんが、書くとなるとそれでは収ま...
2026.02.15 23:001月いろいろ1月は日本のお正月にちなんで、工作にも「お正月の遊び」を選んでみました。読み書きの学習だけでなく、工作の時間も必ず取り入れているのには、手を動かしながら日本語の語彙を同時に提示できる家庭内の親子の日常会話だけではあまり使わない語彙を意識して提示できる工作をしながら、子ども達の日本語の自発的な発話や会話を促すことを目的にしているという理由もあります。もちろん、みんな工作をとても楽しみにしてくれているというのも大きいです。今日は何を作るのかなと楽しみに来てくれると思うと、毎週準備も疎かにできません。必要な材料を揃え、試作品を作り、完成までの必要時間を計算したり、年齢に応じた下準備を分けたりなど、地味に頑張っています。どの子にも日本語だけで手順や作り方を説明...
2026.01.08 23:00「1だけかぞえるえほん」少し前に日本へ行ってきたお友達にお願いして持って帰って来てもらいました。小さい生徒さんもいますし、数字が大好きな生徒さんもいますので、みんなで楽しめそうと思って選んだ絵本です。わかりやすいはっきりした色使いと可愛い絵で、いろいろなものを数える絵本です。でも、普通に1、2、3...と数を数える絵本ではないところがポイントです。「1しかかぞえちゃだめだよ!」と最初に約束して、たくさんあるものは数えたらダメと言う変なルールを楽しみながら読んでいく仕組みが、子どもたちには面白かった様子です。「1つ」を見つければいいので、大きな数を知らない子どもでも参加できますし、ページをめくる度に「次は引っかからないぞ」と気をつけて真剣に見つめてくれます。生きものや色々な物の...
2026.01.07 23:00あけましておめでとうございますイタリアでは、1月7日から幼稚園や学校が始まりました。このあたりも少しだけ雪が降りましたが、皆さん楽しい冬休みでしたか?今週の10日から、また一緒に日本語を楽しく勉強しましょう。日本のお正月を楽しんだことがある子も、日本のお正月を知らない子も、日本のお正月の雰囲気を少しでも感じられると良いなと思いながら、少しずつ準備しています。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2025.12.21 23:00楽しいクリスマスを!年内の授業も無事全部終わりました。今年は9月になってから本当にあっという間でした。久しぶりに4歳ほやほやの小さい生徒さん達も増えて、教室が一気に賑やかになりました。年齢も日本語能力も幅広い子ども達が一緒に勉強しますので、各自のできることわかることを大切に、適切な負荷で楽しんで学習を進めていけるよう工夫しながら、来年も一緒にがんばりたいと思っています。子ども達が大きくなった時にこの教室のことを思い出してくれたら嬉しいなと思いますし、それぞれの子供達の成長を毎週見せてもらえるのは私にとってはとても幸せなことです。保護者の皆さんのご理解とご協力に本当に感謝しています。元気で楽しい冬休みを過ごしてくださいね。みんなに素敵なサンタさんからの贈り物が届きますように...
2025.12.11 23:00あいうえお作文 続きか かよう日にき きんじょの中学校でく クリスマスコンサートをします。け けっこうれんしゅうしたのでこ こんどは上手にうたえるとおもいます。さ さんすうのし しゅくだいをす すっかりわすれてせ せんせいにおこられた。そ 「そんなにおこらないでよ せんせい。」あいうえお作文を、か行とさ行でも作ってもらいました。それぞれの5文字をヒントにしながら意味のある内容の文章を作り出すことは、短い文であっても良い練習になるのではと思います。言葉遊びの要素があるので、楽しんでくれるのも良いところです。「結構」「今度は」「すっかり」などの副詞が文の中に使えるようになってくると、日本語としてかなり自然な感じが出てきますね。名詞、形容詞、動詞から副詞へと少しずつ日本語の語彙...
2025.12.01 23:00ことばの発達と習得のものさし文部科学省から、外国人児童生徒のための言葉の発達と習得のものさしが公開されています。これは、日本に住む外国人の児童生徒が日本語を習得していく過程において、日本語と母語のことばのちからを評価し、支援や指導の目安になるものとして公開されました。海外在住で継承語として日本語を学ぶ子ども達とは立場が逆ですが、2言語以上の言葉を育てていくという共通点から参考になる点が色々あるように思います。話す聞く、読む、書くとそれぞれの技能に分けて、どのようにできるようになっていくかという習得のステップが細かく表にしてあります。これを見ると、子どもは一足飛びにすらすら読んだり書いたりできるようになるわけでなく、その年齢に応じた発達を辿っていくことがわかります。海外でお子様の日...
2025.11.26 23:00あいうえお作文作文の宿題で、あいうえお作文を作ってもらいました。あいうえお作文は、かきくけこさしすせそ...と続けることもできますし、濁音半濁音しばりやカタカナ語限定など練習したい項目を盛り込むことも可能です。文字の習得がまだでも、言葉遊びが楽しめるようになったら口頭で楽しむこともできます。最初の音から語彙を想起でき、それを繋げてまとまりのある文章にするのは案外難しいので、達成感もあり、気軽な作文練習にはとても良いと思います。作文と構えないで、思ったことがすらすら書けるを目指して小さな練習を楽しんでもらえたらと願っています。子どもらしい可愛い文ができてきましたので、紹介します。あ あしたのごはんは い いつものカレーう うどんとえ えびフライ。お おいしくたべます。
2025.11.20 23:00マルチリンガルについて言語学者が語る毎日新聞のインタビュー記事ですが、国際結婚された言語学者の父親という立場からのお話で、とても示唆に富んだ内容だと思いました。残念ながら、後半は有料記事になっていますが、ご興味のある方は是非お読みください。
2025.11.17 23:00ことばのキャンバス欧州各地で継承日本語教育に携わる教師や運営関係者によるコラム、ならびに研究者による論文を収録した冊子が完成しました。教育現場と研究の両側面から、欧州における継承日本語教育の現状と将来を多角的に捉え、課題と可能性を共有する内容となっています。