2025.09.30 22:0010周年2015年に教室を始めて今年でちょうど10年ということで、レッスン後に保護者の皆さんも一緒にお祝いをしました。子ども達が喜んでくれるかなと、かわいいいデザインのケーキを注文したのですが、とても大きな箱が届いてびっくりしましたが、開けてみたら想像以上のかわいい仕上がりでした。他州など遠方からの生徒さんもオンラインの生徒さんも、小さい下のお子さん達、お父さん達など、たくさんの方に集まっていただきました。ケーキの他にもフィンガーフードをいくつか注文し、美味しいお店のものや飲み物を差し入れていただいたり、お願いした巻き寿司が好評だったり、子どもも大人も自由に食べたり飲んだりおしゃべりしたりと、楽しいひと時を過ごしました。今日まで続けてこられたのは、子ども達のが...
2025.09.11 22:00元大臣として無責任では?9期も衆議院議員を務め、2012年から2015年までは文部科学大臣だった人が、落選した身であってもなぜこんなに他人事のように発言できるのかしらと呆れるレベルです。この動画で話しておられる状況は、10年以上前から危惧され問題になっていた事ばかりです。その間自民党はほとんど具体的な対策もせず、今日の状況を招いているわけです。「なぜ増える?日本語が通じない児童たち」とタイトルが付いていますが、なぜもなにも、外国人を単なる安い労働力としか考えず入国許可を出し、日本語習得や子供の就学問題を放置しておいたからに他ならないからでしょう。外国籍の人が日本に一定期間定住し仕事があれば、家族が増えたり、本国から家族を呼び寄せたりする可能性は十分あり得ますし、最初から指摘さ...
2025.09.10 22:00親と子は違うということ色々と考えさせられる記事でしたので、ご興味のある方はぜひお読みください。(有料記事ですので、途中までは無料で読めます。)外国に住んで家庭を持ちお子さんを育てている方は多いと思いますが、親は何らかの理由で、あるいは自ら希望して、自分の判断で決定、またはある程度納得をして移動していますが、子どもはそうではありません。親が引っ越せば付いて行くしかありませんし、その国のマジョリティと外見が異なっていても、国籍はなくても、そこに生まれて育ったならその国の他の子と同じように扱われたいと考えるものです。子どもが、初めての人生を生きているように、親も子を産んで初めて親として生きているわけですから、親になってみないとわからないことや気づかないことがたくさんあります。子ど...
2025.09.09 22:00ダブルリミテッドいろいろとツッコミどころのある記事で、ある程度センセーショナルな書き方でもありますので、参考程度にお読みください。ダブルリミテッドというのは、すでに浸透した言葉だと思いますが、実際はそう簡単に素人が判断できるものではありませんし、言語学の分野では差別的であると指摘する声も多く、使われなくなっている傾向がある呼称です。実際そういう状態に育ってしまった子が全くいないわけではないでしょうし、バイリンガルであってもある場面では不自由を感じる人がいることも事実だと思いますが、個人の言語能力というのは、これができなければダブルリミテッドなどとパキッと分けられるものではなく、例えれば、色の濃淡のように、とても細かい境界線が曖昧に複雑に影響しあっている濃度のようなもの...
2025.09.07 22:009月になりました長いイタリアの夏休みもそろそろ終わりに近づいて来ました。ボローニャのあるエミリア・ロマーニャ州では、9月15日から新学期の学校が多いようですので、教室は予定通り9月20日から再開します。お問い合わせや体験レッスンのお申し込みも少しずついただいており、ありがとうございます。体験レッスンは年度始めだけでなく、いつでも受け付けておりますので、ご遠慮なくお問い合わせください。元気に夏休みを過ごした子ども達に久しぶりに会えるのを楽しみにしています。
2025.08.08 22:00ありがとうございました8月6日に開催したボローニャの灯籠流しには、3500名以上のご来場を賜りました。当日の収益と皆様からのご寄付で、小児癌の子どもと親のために活動している Ageop Ricercaに、6,129€を寄付することができました。皆様からのご厚志、誠にありがとうございました。京都から来られた、金剛流能楽師の宇高徳成さんを始め3名の能楽師の方々のお能の舞台は、イタリア人の皆さんに本物の日本の伝統芸術の素晴らしさをお届けすることができたのではないかと思います。その他にも、折り紙や日本のお話、書道、可愛い日本のグッズのくじ引き、日本食や日本にインスパイアされた味のジェラートの販売など、夏のひと時に子どもから大人まで色々な形で日本を体験していただきました。日...
2025.08.02 22:00ボローニャで灯籠流し 20258月6日の広島平和記念日(広島原爆の日)に、世界の平和を願い、ボローニャにある公園、Giardino del Cavaticcioで灯籠流しを行います。紙灯篭に思い思いの言葉や絵を描いていただけるだけでなく、灯籠に火を灯すまでの間には、日本に関連した大人や子ども向けの各種アクティビティ、その他ジャパンコーナー、日本食とボローニャの有名ジェラート店の販売などもあります。経費を除いた収益は、ボローニャにある小児癌の患者と家族をサポートする団体へ寄付させていただきます。会場で召し上がっていただける日本食のお弁当のご予約は、8月5日18時に締め切りますので、ご予定の方はご注意ください。バカンスで海や山の方も多いかと思いますが、ボローニャ近郊にいらっしゃる方は、...
2025.08.01 22:00「すいかのプール」夏と言えば、すいか。イタリアでも夏はやはり、すいかが人気です。すいかが大きなプールだったらという自由な発想から、とてもかわいい絵本ができあがりました。食べて楽しむすいかの感触を全身で感じているような気持ちになれる絵本です。絵も、ほんわかした雰囲気のかわいらしいタッチで、夏の暑さの中で気持ちよさを感じさせてくれます。。韓国のイラストレーターさんの描く絵は、なんとなく懐かしいような、それでいて洒落ている素敵なものが多いですね。すいか大好き、夏が大好きなお子さんと一緒に楽しく読める絵本です。
2025.07.31 22:00「たれてる」面白い絵本をたくさん作っておられる鈴木のりたけさんの絵本です。先にご紹介した絵本「かける」に近い感じですが、こちらはドキドキハラハラ続きが気になる面白い仕掛けになっています。結末がわかっても、子ども達はきっと何度も繰り返しもう一回読んでと言う絵本だと思います。わかっていても面白い、楽しい、次がまた見たいという子どもの心理をよく掴んでいる絵本だなと思います。絵がリアルで臨場感いっぱいなので、子ども達にとっては一緒に「あ!どうしよう!」を体験している気持ちになれて、楽しさ倍増です。文章は少なく短いので、日本語の語彙がまだ少ないお子さんでも問題なく読み聞かせられると思います。絵の迫力で日本語を実感できる作りになっていると言っていいでしょう。現実に起きたら困る...
2025.07.30 22:00「いっこ さんこ」小さな子にぴったりの絵本です。数や助数詞の絵本も各種ありますが、この絵本はなぜか「いっこ」と「さんこ」だけ。「いっこ、にこ、さんこ」ではないところがポイントです。なぜ2個がないの?と不思議に思いつつも、「いっこ、さんこ」の気持ち良い繰り返しで楽しく進んでいきます。100%Orangeのお二人の、はっきりとしてわかりやすく、かわいらしくておしゃれな絵も素敵です。数え方絵本やどんどん数字が大きくなるだけの絵本ではなく、気持ち良い言葉のリズムを親子で楽しめる、他とはちょっと違った切り口の絵本です。
2025.07.29 22:00「ちゅんた きっぷ かった」ひらがな五十音が読み書きできるようになっても、まだ難しいのが特殊音節です。読み書き前の小さい子なら、うまく口が回らなくて上手に言えないことも多いですね。この「ちゅんた きっぷ かった」は、促音や拗音の言葉をたくさん集めてお話が進んでいきます。声に出して読んでいるだけでも楽しいですし、ひらがなを読めるようになった子どもには文字と音声を一致させるのにも良い練習になります。多分、意識してのことだと思いますが、この絵本の文章には「助詞」がありません。ちゅんたがきっぷをかった が正しい文ですが、ちゅんたきっぷかった なのです。このほうが読んだ時にリズム感があり楽しいですし、助詞がなくても意味がわかる日本語ならではと思います。日本語の言葉遊びの醍醐味ですね。絵もと...