ひらがなを覚えるために、五十音表を壁に貼って活用されているご家庭も多いと思います。
お風呂に貼るタイプも市販されていますね。
五十音表をなんとなく見ながら、自然に近い形で読めるようになったり、「これはなんて読むの?」と興味を持ってくれることを期待して、親は貼っているのですが、表には今ひとつ興味を示さない子どももいるかもしれません。
また、少し大きくなってから日本語の読み書きをゆっくりと始めたケースなど、「ひらがなあいうえおひょう」と妙に子供っぽい絵がついている五十音表では、食いついてくれない場合もあります。
日本に住む子どもにとっては「あいうえお」はごく幼い頃に接するものなので、あいうえお表やあいうえおの絵本などは、幼児向きの作りになっている商品がほとんどですし、日本語を学ぶ外国人向けではシンプル過ぎたり難しそうだったりするので、子ども向きで楽しそうなものはないのかしらと探していました。
これは、ちょっとナンセンスな絵本ですが、あいうえおを1文字ずつおもしろい絵とともに読ませてくれるようになっています。びっくりした時に「あ」、お風呂上がりに「ふー」と、ひらがな1文字で笑わせる色々な状況もおもしろく、思わず一緒に声に出してしまうような仕組です。
笑いながら一緒に「あ!」「いっ!「うー」と読んでいるうちに、ひらがな五十音が身近に感じられるようになりそうです。
一般的なひらがな絵本とは違う切り口で、こういう絵本もおもしろいなと印象に残った一冊です。
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