楽しみながら、数学の概念に気付かせてくれる絵本が、いろいろあります。
お話としても楽しめますし、「さがしてみよう」「くらべてみよう」と子どもに考えさせる要素もあり、自然に数や数学、算数の基礎につながっていく構成も大変良く考えて作られていると感じます。
「さんすうだいすき」のほうは、子どもにわかりやすく算数を教える『水道方式』を編み出された遠山啓さんが著者ですので、絵を見てわかりやすくこどもに説明し、計算の意味を実感できるようになっています。復刻版ですので、小さい頃に読まれた方も多いのではないでしょうか。
「こどもかずの絵じてん」は、この1冊に数に関することが充分載っていて、幼児から小学校まで長く使える内容です。特に、助数詞、カレンダーの日付と月の読み方、時計まであり、絵を見ながら楽しんでおぼえることができます。
数や計算に関しては現地の小学校で学びますから、あえて日本語で幼児期からインプットしなくても良いと思われやすいのですが、大きいー小さい、多いー少ないの概念や数の数え方、助数詞は、是非日本語で自然に理解できるようになっておくと、在住国の言葉で算数を学ぶ時にも役立ちますし、日本語の語彙にもなります。
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