2019.08.25 22:00子どもの時に覚えた外国語はどの程度残るのか海外で子どもを育てている方にとって大変興味深い内容だと思いますので、よろしければお読みください。一口に海外で子育てと言っても、海外で生まれて育つ子どもと、日本で生まれて幼少時に外国で暮らすようになった子ども両親が日本人の家庭の子どもと、片親が日本人の家庭の子ども居住地や両親の使用言語の関係で、2カ国語の環境の子どもと3カ国語以上の環境の子どもと、置かれている環境や状況は様々で、それぞれに直面する問題が違うとは思いますが、どんなケースであれ、バイリンガルに育つことは楽々とできることではないと実感しています。できる事は何でもしてあげたい、親として素晴らしい環境を与えたり努力したいと言う気もちはわかりますが、継承語として日本語を考える場合は、できる事とできな...
2019.08.21 22:00ありがとうございました8月6日のボローニャでの灯籠流しは、お陰様で無事終了いたしました。今年は、在ミラノ総領事館の雨宮雄治領事もわざわざミラノからお越し頂き、灯籠流しにもご参加いただきました。当日来場者数は3500名、皆様からのご寄付は合計5010ユーロになりました。このお金は、日本のワタノハスマイルとボローニャのポッリチーノの2つの子どもたちを支援する団体へ寄付させていただきます。会場で、ワタノハスマイルの代表の犬飼とも氏のお話があり、東北の震災で被害を受けた子ども達も、皆それぞれ成長しておられるとのこと。震災当時は小学生だった子ども達も今や高校生となり、月日の流れの速さと子ども達のたくましさに感慨を覚えるとともに、子ども達の未来のためにこれからも日本や震災の事を忘れず、...
2019.08.05 22:00本日です。ボローニャで灯籠流しボローニャ近郊にお住まいの方、どうぞお越し下さい。詳細は、下記のFacebookのページからもご覧いただけます。当イベントでの売り上げの一部と皆様からお預かりしたお金は、日本とイタリアの子ども達のための支援団体に寄付されます。
2019.08.04 22:00バイリンガル教育のよくある説について バイリンガル教育でよくある説に、親の母語である日本語で会話ができない場合、将来母子でしっかりとした内容のある会話が日本語で成立しなくなるため、親子関係や精神的なつながりが希薄になる云々というものがあります。多くのケースを観察し研究してこられた専門家の言葉ですから、一理あると思いますし、全面的に否定するつもりはありません。確かに大きな問題の生じたケースもあったのだと思いますが、まだ子どもが小さい若い母親に、極端な例を出して不安にさせるばかりでは...と少し感じています。 海外在住でも、日本語でどんな冗談も抽象的で高尚な話題も通じ理解し合えれば、確かに親は楽ですし、一体感も感じられますが、現地語を使って生活し、日本語を理解しない配偶者...
2019.08.03 22:00国籍と外見と使用言語私も同じように感じており、やはり記事になりましたので、上記のリンク先等をお読みください。確かに大坂なおみ選手は日本国籍も持ち、現在日本選手として試合に出場しているわけですが、日本語でインタビューに答えなければならない決まりはないですし、彼女が教育を受け一番長く生活した国の言葉(つまり英語)で質問するのが普通だろうだと思います。片言の日本語を引き出して、それでインタビューしたことになるのでしょうか。カズオ・イシグロ氏がノーベル賞を受賞した時に「日本語でお願いします」とインタビューする人がいたとしたら、失笑されて終わりだったでしょうし、誰もしませんでした。なのになぜ大坂なおみ選手にはいつまでもこういうことをするのでしょう?英語が第一言語で日本語は片言レベル...
2019.08.01 22:00成人も子供と同じように外国語を母語レベルまで習得できる英文の研究結果ですが、なかなか興味深く感じました。確かに、恐ろしい位に流暢に日本語を話すイタリア人を実際に何人か知っていますし、日本のTV番組で拝見したロバート・キャンベルさんや、ドイツ語で小説を書いた多和田葉子さんなどもおられますね。バイリンガルとして育てられたわけではなく、大学生以降に自分の意志で外国語を学んでも、母語話者にと遜色ないレベルに達することは全くの不可能ではないのだろうなと感じます。言語能力はかなり個人差が大きいので、根性だけでどうにかなるとは思いませんが、やる気と興味があり、素質として言語能力がある程度高く、地道な学習に耐えられる訓練をした人なら、あり得るのかもしれないとも思いました。継承語教育の場合は、達人を目指すものではなく、親の...
2019.07.31 22:00まちがいさがし漢字ドリル漢字の練習は、なかなか大変ですね。1回書いて覚えられるわけではないけれど、何回も練習したからと言って完璧に覚えるとは限らず...子どもは面倒くさいと嫌がるし、漢字大嫌いになっても困るし、どこまで押し進めるべきなのか、親として悩むところです。子ども達の漢字の間違いを見ていますと、惜しい間違いが案外多いのです。木偏なのに手偏を書いたり、「百」の中が「目」になっていたり、「見」の上部が「日」になっていたり、形は正しいのに、裏返しになっていたり。あと一息で正確に覚えられるのに、もう少ししっかりおぼえるには何がいいかしらと探して、楽しくて役に立ちそうな教材を見つけました。間違いさがしの絵クイズは大抵の子どもは好きですので、同じような調子で結構楽しく取り組めるよう...