子どもの時に覚えた外国語はどの程度残るのか

海外で子どもを育てている方にとって大変興味深い内容だと思いますので、よろしければお読みください。

一口に海外で子育てと言っても、

海外で生まれて育つ子どもと、日本で生まれて幼少時に外国で暮らすようになった子ども

両親が日本人の家庭の子どもと、片親が日本人の家庭の子ども

居住地や両親の使用言語の関係で、2カ国語の環境の子どもと3カ国語以上の環境の子ども

と、置かれている環境や状況は様々で、それぞれに直面する問題が違うとは思いますが、

どんなケースであれ、バイリンガルに育つことは楽々とできることではないと実感しています。

できる事は何でもしてあげたい、親として素晴らしい環境を与えたり努力したいと言う気もちはわかりますが、継承語として日本語を考える場合は、できる事とできない事を見極め、やみくもに子どもを苦しめないように、できればこのような専門家の最新の研究の結果や知見を参考にすることは大切だと感じています。

幼児教育や英才教育、バイリンガル教育を標榜しているものは、正直、商業的であまり参考になりませんが、この記事の筆者である針生 悦子先生の著書は、客観的で読みやすくわかりやすいので、おすすめします。



こどもの にほんご

nipponica イタリア・ボローニャ 幼児からの継承日本語クラス