「きょうはなんのひ?」

ひらがなの読み書きが進んできたら、字は練習するだけのものではなく、実際に読んだり書いたりすることで、文字は文になり、文にして意味や気持ちが伝わることや、もらって嬉しい、読んで楽しいということを体験してもらいたいと考えています。

この絵本も、そんな気持ちで皆と一緒に読みました。

とても可愛いお話で、謎解きを考えたり、最後に言葉遊びの仕掛けもあって、子供達は次はどうなるかワクワクしながら聞いてくれ、同じように自分もやってみたいと思った様子です。

林明子さんの絵は、どの作品も子供が子供らしくて可愛いので大好きですが、この絵本もとても丁寧に色々なことが細部まで描き込まれていて「ここにある!」「見て。ここにいた!」と隅々までじっくり挿絵を見て、色々なことに気づく子もいます。

小さな子から文字を書けるようになった子まで、とても楽しい絵本です。

こどもの にほんご

nipponica イタリア・ボローニャ 幼児からの継承日本語クラス