漢字であそぶ ととあわせ

日本語学習で親も子も一番苦しい思いをする手強い存在は、やはり漢字でしょうか。

楽しく漢字をおぼえて欲しいと思っても、毎日の漢字ドリルや書き取りテストのプレッシャーで、子どもは早々と漢字が嫌になってしまうことも少なくありません。

漢字=ドリルとテスト=もういやだ〜!おぼえられない!になってしまいがちで、漢字の持つ面白さを示してあげることが海外在住の生活では難しいことも事実です。

漢字カルタなどもありますが、こんな遊びも興味を持ってもらえる一助になればと思います。

漢字は嫌いでも、お寿司は大好きな子どもは多いでしょうし、日本でお寿司屋さんに行けば、魚へんの漢字がいっぱいあることに気付いたり、魚へんの漢字が書いてあるお湯のみが海外でも売っていたり、魚の漢字は漢字の中でも身近に感じられるもののひとつです。

江戸前の他にも、日本の各地で捕れるお魚が入っているいろいろなバージョン(瀬戸内、紀州和歌山等々)もあり、ご実家の近くの馴染みのある地域のバージョンで楽しんだり、また海だけでなく、琵琶湖 淀川水系のバージョンもありますので、魚類に興味がある子にもおもしろいと思います。

へんとつくりで漢字ができていること、魚の特徴からつくりが考えられている漢字もあることなど、色々とわかったりする漢字の知識だけでなく、魚のこともわかるので、親子で遊びながら学べるゲームです。

案外大人がやっても難しいのに、子どもはさっと札を取れたりするので、それもおもしろいですよ。

大人に勝つとこどもは得意になってくれますので、楽しみながら興味を育ててあげてください。


こどもの にほんご

nipponica イタリア・ボローニャ 幼児からの継承日本語クラス