「赤ちゃんは言葉を聞いて覚える、習得する」と言われますが、音声や映像だけからでは言語を習得できないという研究結果があります。
また、聾の両親が健聴の子供に手話で話しかけずTVを見せるだけであった結果、言語が十分に発達していなかった子供が発見された、という言語学で有名な事例もあります。
4週間の後に中国語音素の聞き取りテストをしたところ、映像を見たグループ、音声を聞いたグループは中国語を全く聞かなかった英語セッショングループと同成績だったという結果もあります。
つまり、乳児は、対人では極めて短期間で第二言語の音素を学べますが、CD・DVDからは学べないという結果になります。
親が乳児の頃から言葉をかけ続けることは、やはり意味があることだと思わざるを得ません。
日本語のTVやDVDを見せていれば、子どもが日本語を習得できるのであれば、こんなお手軽な方法はないのですが、そう簡単なことではないと言うことですね。
人間が言葉を獲得するのは、やはり対人関係があってこそというのは、興味深いです。
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