子どもが選んだ「好きな本」その1

エミリア・ロマーニャ州も規制が厳しくなり、レッスンをオンラインに切り替えました。

先日、オンラインで各自に「自分の好きな本」を選んで発表してもらったところ、それぞれの個性が感じられる面白そうな本ばかりでしたので、日本語の絵本選びの参考になるかもと考え、少しずつご紹介しようと思います。

生徒は現地の小学校1年生から5年生までの男女で、日本語能力も年齢も色々ですが、日本語の本に親しんでいることもよくわかり、それぞれの本の作者の意図を読み取りしっかり感じ取っていることにも感心し、私自身も聞いていて大変印象深かったです。



いとう みく 著

岩崎書店


この本をおすすめしてくれたのは妹がいる女の子で、お姉ちゃんとして共感できる部分がたくさんあったようです。

絵本ではありませんが、表紙だけでなく中にも大きめの挿し絵がたくさんあり、絵本を卒業し次に読み聞かせするのに選んだり、ひらがなの文を読めるようになった子供が自分で読むのにちょうど良い本だと思います。

絵本は動物や物が主人公だったり、いわゆる空想の世界の話が多いですが、もう少し大きくなると、このような自分に似ている子供が主人公のある程度現実的なお話が受け入れやすいのではないかと思います。

「絵もかわいいから好き」と話していましたので、日本らしいかわいいイラストもポイントのようです。

小学校1年生前後の女児におすすめです。


こどもの にほんご

nipponica イタリア・ボローニャ 幼児からの継承日本語クラス