2024.10.29 23:00せなけいこ さん絵本作家せなけいこさんの訃報を知りました。中川季枝子さんに続いて、何度も何度も読んだ絵本の作家が亡くなられたことに、娘もびっくりすると共に少しショックのようでした。「おばけのてんぷら」「めがねうさぎ」は特に思い出深く、レトロな雰囲気の絵も可愛くて、何度読んでも楽しい絵本の一つです。今でも自宅で揚げ物を作る時には、残った衣だけを揚げたものを「おばけのてんぷら」と呼んで娘と二人でふふふと笑っています。小さい頃からあった絵本を娘と一緒にもう一度手に取って読むことができたのは、このお二人のように長く愛される絵本を作ってくださった方がおられたからで、本当に幸せだったと思います。ご冥福を心からお祈りします。
2024.10.26 22:00ハロウインの工作10月半ばを過ぎてからは、ハロウィンを少し意識した工作を楽しみました。紙コップ2つをつなげて、口をぱくぱくするような動きをする仕組みです。パクパクおばけを作りましょうと、自由に好きなおばけを作ってもらいました。笹を咥えたパンダだったり、大きな赤い舌を出しているおばけだったり、牙があって血が滴っているおばけだったりと個性豊かなパクパクおばけが完成しましたが、「九尾の狐を作る」と言って、凝った作品を作った子がいましたのでご紹介します。後ろにはちゃんとしっぽが9つあって、口からは炎を出しています。折り紙を自由に使った、色の濃淡のある炎の表現がなかなか素晴らしいです。「耳もつけなくちゃ」「足も」「あ!いいこと考えた」と浮かんだアイデアを次々に日本語で話しながら...
2024.10.21 22:00母と国家少し古い記事ですが、大変興味深い対談でした。温又柔さんと信田さよ子さんの視点から語られることが、海外で子供を育てた自分にも思い当たることだったり、うっすらと感じていることだったりと、色々と突き刺さりました。抽象的な話のようでありながら、実に具体的にお二人の言わんとしていることがわかってしまうこの感覚は、海外でお子さん(特に娘さん)を育てている日本人女性ならわかっていただけるのではないかと思います。ご興味のある方はぜひお読みください。
2024.10.18 22:00中川季枝子さん「ぐりとぐら」の作者 中川季枝子さんが亡くなられたというお知らせがありました。私自身も小さい頃にたくさん絵本を読んだ記憶がありますし、娘にもたくさん絵本を読み聞かせしてきましたが、「ぐりとぐら」シリーズや「いやいやえん」は忘れることができない絵本の一つです。イタリアに住んでいても日本語で同じ絵本を一緒に楽しめたことは、大きな喜びでした。私が好きだった絵本を娘も必ず気にいるとは限らず、また娘が気に入った絵本がどんな子にも人気があるとも限らないのですが、「ぐりとぐら」は小さな子どもには引き込まれる世界があって、何度読んでも楽しい絵本だとずっと感じています。たくさんの子ども達に愛される楽しい絵本を届けてくださって、本当にありがとうございました。心からご冥福を...
2024.10.03 22:00やさしいことばニュースNHKの NEWS WEB EASY が、やさしいことばニュースと名称変更されました。日本や世界のニュースをできるだけ平易な日本語で文章にしてあり、漢字にふりがながついていますので、子ども達が読む、文章を理解する、新しい語彙を増やすなどの練習にもぴったりです。やさしいにほんごは、日本語初級レベルの外国人の方や初期学習者にはわかりやすいのですが、ある程度の日本語の語彙を知っている子どもには逆にぎこちない文章になりますので、例えば、「ミサイルを撃った」は「攻撃した」、「新幹線走っているときに外れた」は「新幹線が脱線した」というように、漢熟語を提示することもよい練習になるかと思います。サイトだけでなくラジオ放送もありますので、日本語を耳から理解することやディ...