漢字の熟語作りをゲームで

小学生になり漢字が始まると、日本語学習がだんだん辛くなりがちです。

日本の小学校でも国語の中で漢字習得にかける割合や児童の負担感は大きいですから、海外在住で日常でほぼ漢字に触れる機会がなく、まして自然に使う機会もほとんどない子ども達にとっては尚更のことだと思います。

漢字は1字ずつ読めても熟語を理解できていないと、文章全体もぼんやりとしか理解できません。漢字を覚える時には、その漢字を使った熟語を意味も一緒におぼえるようにした方が良いと思いますが、単純に漢字学習を増やしドリルをたくさんやれば良いと言うわけでもないのが現実です。

学習時間や学習量を増やすことは、子どもに大きな抵抗感がありなかなか難しいので、遊びの中でも漢字に親しめる方法も模索しています。

カード式の漢字ゲームは既に各種販売されていて、私もいくつか持っていますが、よほど漢字好きの子どもでないと楽しく遊ぶのが難しい面もあります。

わからないと盛り上がらないのですし、ゲームにするためにある程度の数の漢字を覚えていないと遊べないことも多く、低学年では難し過ぎるものも結構あります。

ゲームと言うのは簡単過ぎると飽きるし、難し過ぎると嫌になるし、このさじ加減の丁度良い物が、何度もくり返し遊べるので一番盛り上がります。漢字ゲームは特にそれがネックかなと思います。

一番最近購入したのは下記のゲームです。

オセロやリバーシと呼ばれる白黒の駒をひっくり返して数の多い方が勝ちになるゲームと、漢字の熟語作りを合わせたゲームになっています。

漢字の熟語作りだけでなく、駒の配置でひっくり返せる数も変りますので、漢字の知識だけで勝敗が決まるとは限りません。なので、漢字が苦手と思っている子どもでも案外大人に勝ったりします。

使われている漢字は小学1年生の新出漢字36字だけで、1文字ずつしか駒がありませんから、できる熟語が非常に限られてしまうので、同じ漢字の駒がもう少しあった方がもっと良いのになと感じています。(ペットボトルの蓋などを使って自作しようかと考えています)

1年生の漢字を全部学習し終わったお子さんからがおすすめです。


こどもの にほんご

nipponica イタリア・ボローニャ 幼児からの継承日本語クラス