セミリンガル

偶然読んだ記事ですが、思いがけずセミリンガル(ダブルリミテッド)の話が出てきて、ちょっとびっくりし、そして深く考えてしまいました。

日本で学校教育を受けたのに深くまで日本語が育たなかったのはなぜなのか、彼女の母語は何なのか、色々と気になります。

どこの国で何語で育つかに関わらず、初等教育ではしっかりとした基礎学力を育てておかないとその後に影響するのはやはり事実ではないかと言う気がしています。

子どもが日常で普通に会話ができているとネイティブでない親は安心しがちです。普通に話ができるのだから勉強もわかっているはずと考えてしまいますが、必ずしもそうでない子どもも多いのです。

会話ができることと思考ができることは別のレベルの言語活動なのだと感じます。

日本語学習だけでなく、在住国の学校での勉強にも注意を払う必要があるのは忘れてはいけないポイントの一つだと思います。


こどもの にほんご

nipponica イタリア・ボローニャ 幼児からの継承日本語クラス