低学年はともかく中学年以降は、特に算数、理科、社会の科目で、単元に出てくる日本語の単語を知らないケースが多くなってきます。現地語ですで勉強している内容であっても、日本語の語彙を知らないので、教科書が読み進めにくかったり、内容がピンと来なかったりします。
例えば理科なら、植物が芽を出すことを知っていても日本語の「ふたば」を知らなかったり、「ふたば」は知っていても「子葉」が読めなかったり、語彙として知らなかったりするケースなどがあります。
内容は現地校で習っていることなのに、日本語の語彙を知らないばかりに、せっかくの日本の小学校での体験学習をよくわからないからと聞き流してしまうのも勿体ないことですので、日本の教科書を事前に全部読んで理解するような作業よりも、もう少し手短かにカバーできる方法はないかと思って見つけた教材があります。
日本語で読み書きがそれほど苦労せずできるレベルであれば、たったこれだけプリントで学習内容の重要ポイントを押さえてから日本へ行けば結講役に立ちますし、日本語でここまでできないと思われる場合は、英語圏にお住まいの方なら英語の算数理科の用語集で理解を助けておいてあげるのが良いと思います。
教科書を帰国前に早くから手に入れることが難しいご家庭もあると思いますし、帰国前に日本の教科書をしっかり読み込んでおくこともそう簡単ではありません。
もし、教科書が手元にあったとしても、それを読んで子どもにわかるように教えるのも結構大変な仕事になります。
そのような時に、これらの教材を手助けの一環として使うのは結構便利だと思います。
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