子どもに母語を継承すること

主に中国やフィリピンなどアジアの国々から、日本の東北地方へ移住した女性達の継承語に関するいろいろな思いや現実がぎゅっと詰まった記事です。

大変長い記事ですが、最後にもとても大切なことが書いてありますので、ぜひ最後までお読みください。


金髪碧眼の人が多い国で、黒髪で平たい顔の変な言葉で喋るお母さん。それが私です。

それを恥ずかしい、おかしいと思わない子に育てたかったし、どんなに小さな国の言葉でもその人にとっては大切な自分の一部だということを、私は自分の言葉を通して、子どもに伝えたかったのです。たかが言葉。けれど、とても大事な言葉です。

海外で暮らす日本人とは逆の立場の方達の記事ですが、同じ思い、同じ苦労、同じ失敗、そして様々なケースがあって、遠い所に暮らす同志の話を聞いたような気持ちになりました。

世界のいろいろな国に住む継承語に取り組んでいるお母さんお父さん達に、この記事がぜひ届きますように。

こどもの にほんご

nipponica イタリア・ボローニャ 幼児からの継承日本語クラス