2025.09.11 22:00元大臣として無責任では?9期も衆議院議員を務め、2012年から2015年までは文部科学大臣だった人が、落選した身であってもなぜこんなに他人事のように発言できるのかしらと呆れるレベルです。この動画で話しておられる状況は、10年以上前から危惧され問題になっていた事ばかりです。その間自民党はほとんど具体的な対策もせず、今日の状況を招いているわけです。「なぜ増える?日本語が通じない児童たち」とタイトルが付いていますが、なぜもなにも、外国人を単なる安い労働力としか考えず入国許可を出し、日本語習得や子供の就学問題を放置しておいたからに他ならないからでしょう。外国籍の人が日本に一定期間定住し仕事があれば、家族が増えたり、本国から家族を呼び寄せたりする可能性は十分あり得ますし、最初から指摘さ...
2025.09.10 22:00親と子は違うということ色々と考えさせられる記事でしたので、ご興味のある方はぜひお読みください。(有料記事ですので、途中までは無料で読めます。)外国に住んで家庭を持ちお子さんを育てている方は多いと思いますが、親は何らかの理由で、あるいは自ら希望して、自分の判断で決定、またはある程度納得をして移動していますが、子どもはそうではありません。親が引っ越せば付いて行くしかありませんし、その国のマジョリティと外見が異なっていても、国籍はなくても、そこに生まれて育ったならその国の他の子と同じように扱われたいと考えるものです。子どもが、初めての人生を生きているように、親も子を産んで初めて親として生きているわけですから、親になってみないとわからないことや気づかないことがたくさんあります。子ど...
2025.09.09 22:00ダブルリミテッドいろいろとツッコミどころのある記事で、ある程度センセーショナルな書き方でもありますので、参考程度にお読みください。ダブルリミテッドというのは、すでに浸透した言葉だと思いますが、実際はそう簡単に素人が判断できるものではありませんし、言語学の分野では差別的であると指摘する声も多く、使われなくなっている傾向がある呼称です。実際そういう状態に育ってしまった子が全くいないわけではないでしょうし、バイリンガルであってもある場面では不自由を感じる人がいることも事実だと思いますが、個人の言語能力というのは、これができなければダブルリミテッドなどとパキッと分けられるものではなく、例えれば、色の濃淡のように、とても細かい境界線が曖昧に複雑に影響しあっている濃度のようなもの...
2025.07.16 22:00漢字のフォント漢字の勉強は、海外に住む子ども達にとって特に手強い分野ですので、漢字はむずかしい、漢字は大変といった苦手意識を最初に植え付けないように注意し、ゆっくりでも確実に進めていきたいと考えています。アルファベットを学校で習い、流れるようにくるくると書き進む筆記体も勉強している子ども達にとっては、漢字はカクカクした塊で、縦横に線が交差していてまぎらわしく、点の有無、横棒が1本か2本の差で違う字になってしまうという、やっかいな代物です。それに加えて、フォントによる形の違いや、活字と手書き文字の違いなども加わりますから、なるべくわかりやすく見分けやすいフォントの教材やドリルを使うことも大事だと感じています。UDデジタル教科書は、拡大コピーした時もシンプルでわかりやす...
2025.06.09 22:00日本語禁止な家庭色々とツッコミどころはありますが、興味深い動画でした。日本に住んでいる国際結婚家庭で、日本語母語話者の親が日本語を一切子どもと話さないのは、大きくなってからはともかく、乳幼児期にはどうなのかなと思わないこともないですが、(日本に住んで日本語で教育を受けて育つなら、いくら家庭内日本語禁止でも日本語は普通に習得すると予想しますが、幼児期の母子のふれあいが全く日本語で行われないことで何かを喪失するのかには興味はあります)これぐらい徹底しないと英語あるいはその他の外国語を日本在住では習得できないというのは、理解できると思いました。でも、その言語の母語話者である外国人のお父さん達がちょっと母親に丸投げしすぎているような気もしました。父親は、仕事があって子供と接す...
2025.05.22 22:00マイノリティであることについて海外で子どもを育てていく上で、言語や教育、躾以外にも親として初めて気づき、考えざるを得ないことは色々あります。国籍人種の問題もその一つです。少なくとも未成年の間は国籍保留が可能で、二つ国籍を持っているのに、イタリアではアジア人として扱われ、日本ではガイジンとして見られることは普通にありました。幸いにも、娘は毎年の一時帰国で日本の学校に通った時もいじめられたりしたことはなかったのですが、逆に言うと、日本語が上手だね、かわいいね、英語も喋れる?等と無邪気にチヤホヤされることにも正直少し違和感はあっただろうと思います親切に言ってくださっているとわかっていても、それをわざわざ口に出す日本人の素朴さと言うかナイーブさ(褒めてません)を、娘は早くに気づいたことでし...
2024.10.21 22:00母と国家少し古い記事ですが、大変興味深い対談でした。温又柔さんと信田さよ子さんの視点から語られることが、海外で子供を育てた自分にも思い当たることだったり、うっすらと感じていることだったりと、色々と突き刺さりました。抽象的な話のようでありながら、実に具体的にお二人の言わんとしていることがわかってしまうこの感覚は、海外でお子さん(特に娘さん)を育てている日本人女性ならわかっていただけるのではないかと思います。ご興味のある方はぜひお読みください。
2024.02.11 23:00私はドイツ人で日本人良い記事ですので、ぜひお読みください。私の娘は補習校には通いませんでしたが、サンドラさんのように、母親とは日本語、父親とはイタリア語で会話するのが普通という環境で、日本語もイタリア語も母語として育ちました。我が家も、夏休みなのに日本でも学校に通うなんて可哀想、毎日日本語の勉強もするなんて可哀想と言われたことも実際にありますが、苦労もしたけれど得るものも大きかったというのが実感です。
2023.11.30 23:00日本育ちのブラジルの子供たち良い記事なので、多くの人に読んでもらいたいと思いました。海外で子どもを育てている人にも日本に住んでいる人にも、きっと心に刺さると思います。この中に出て来る親や子供達の言葉がとても重く、そして、決して他人事ではないことを強く感じながら読みました。ご興味のある方はぜひお読みください。
2023.10.08 22:00CLD festival のお知らせCLD festival は、世界各国の多様な言語や文化の背景を持つ若者や子どもたちに、オンラインで交流できる機会を提供するイベントです。国境や地域を超え、趣味や特技、好きなことについて発表し、意見交換や共に楽しむ自由な交流の場を目指しています。発表をせず視聴だけの参加もできますし、時間帯が2つありますので、ヨーロッパからも参加しやすくなっていますので、ご興味のある方はぜひお申し込みください。詳細は下のチラシからご覧ください。
2023.09.01 22:00漢字にふりがなを小学校低学年は別として、中学年以上は未習漢字も漢字表記でふりがなをつける方が語彙も増えるし、最終的に読める漢字が増えるのでは?と、娘の教科書を見て感じたことがあります。日本語には漢字がある以上、漢字を見慣れておく方が良いのは、継承語を学ぶ子どもたちも同じです。「漢字が多いからこの本読みたくない」と言う子は少なくありません。ひらがなだけの絵本は内容が単純ですから、年齢相応の興味関心を持って読める本の方が良いのは明らかですし、漢字習得が進んでいないことで読書の楽しさからも遠ざかりやすいのは勿体ない気がします。ふりがながあれば、ふりがなを読んでも意味のわからない言葉は親や先生に聞いたり、自分で調べたりと日本語の語彙を増やす活動にもなります。電子書籍なら漢字の...