2024.10.21 22:00母と国家少し古い記事ですが、大変興味深い対談でした。温又柔さんと信田さよ子さんの視点から語られることが、海外で子供を育てた自分にも思い当たることだったり、うっすらと感じていることだったりと、色々と突き刺さりました。抽象的な話のようでありながら、実に具体的にお二人の言わんとしていることがわかってしまうこの感覚は、海外でお子さん(特に娘さん)を育てている日本人女性ならわかっていただけるのではないかと思います。ご興味のある方はぜひお読みください。
2024.02.11 23:00私はドイツ人で日本人良い記事ですので、ぜひお読みください。私の娘は補習校には通いませんでしたが、サンドラさんのように、母親とは日本語、父親とはイタリア語で会話するのが普通という環境で、日本語もイタリア語も母語として育ちました。我が家も、夏休みなのに日本でも学校に通うなんて可哀想、毎日日本語の勉強もするなんて可哀想と言われたことも実際にありますが、苦労もしたけれど得るものも大きかったというのが実感です。
2023.11.30 23:00日本育ちのブラジルの子供たち良い記事なので、多くの人に読んでもらいたいと思いました。海外で子どもを育てている人にも日本に住んでいる人にも、きっと心に刺さると思います。この中に出て来る親や子供達の言葉がとても重く、そして、決して他人事ではないことを強く感じながら読みました。ご興味のある方はぜひお読みください。
2023.10.08 22:00CLD festival のお知らせCLD festival は、世界各国の多様な言語や文化の背景を持つ若者や子どもたちに、オンラインで交流できる機会を提供するイベントです。国境や地域を超え、趣味や特技、好きなことについて発表し、意見交換や共に楽しむ自由な交流の場を目指しています。発表をせず視聴だけの参加もできますし、時間帯が2つありますので、ヨーロッパからも参加しやすくなっていますので、ご興味のある方はぜひお申し込みください。詳細は下のチラシからご覧ください。
2023.09.01 22:00漢字にふりがなを小学校低学年は別として、中学年以上は未習漢字も漢字表記でふりがなをつける方が語彙も増えるし、最終的に読める漢字が増えるのでは?と、娘の教科書を見て感じたことがあります。日本語には漢字がある以上、漢字を見慣れておく方が良いのは、継承語を学ぶ子どもたちも同じです。「漢字が多いからこの本読みたくない」と言う子は少なくありません。ひらがなだけの絵本は内容が単純ですから、年齢相応の興味関心を持って読める本の方が良いのは明らかですし、漢字習得が進んでいないことで読書の楽しさからも遠ざかりやすいのは勿体ない気がします。ふりがながあれば、ふりがなを読んでも意味のわからない言葉は親や先生に聞いたり、自分で調べたりと日本語の語彙を増やす活動にもなります。電子書籍なら漢字の...
2023.08.31 22:00二重国籍アンケート少し前の記事になりますが、興味深い内容でした。海外で暮らし、子どもを育てているほとんどの方に関係のある問題だと思います。娘が生まれた時には「この子が成人する頃には、日本も二重国籍を認めるようになっているのではないか」と思いましたが、そうはなりませんでしたし、この先もそう簡単には変わらないような気がしています。二重国籍を認めることで日本の国益を損なうとは思えないし、当事者も不利益を被ることがなくなるのですから、ぜひ前向きに検討していただきたいとずっと思っていますが、日本国内の一部の人には二重国籍はスパイ、二重国籍はずるいという根拠の稚拙な感情的意見が目立ち、とても残念です。ただ、例の蓮舫議員の国籍問題のニュースがきっかけで、当事者以外の人にも二重国籍の問...
2023.05.17 22:00親の母語を使えないケース「ことば研究館」という国立国語研究所運営のサイトにある、ことばの疑問というコーナーの記事です。この記事では、日本に住む外国人夫婦の子どもの母語についての話ですが、海外に住む日本人家庭や国際結婚家庭のケースも、ほぼ同じように考えられると思います。この記事の他にも、ことばに関する色々な疑問についてわかりやすくまとめられていますので、日本語やことばにご興味のある方は是非ご覧になってください。
2023.04.19 22:00大切なのはインプット3人とも日本語を上手に話しておられますが、特に真ん中のマットさんが、発音とイントネーションの自然さ、語彙の豊富さで群を抜いています。このマットさんが、どのように日本語学習したのかについて話しておられるのですが、とても重要なポイントを話しておられるので、ぜひご覧になってください。まずはひたすらインプット。正しい発音をたくさん聞く。知らない言葉が出てきたら調べる。単語は暗記して語彙を増やす。文法は理論を理解するのではなく、自然に正しく使えるようにする。反射神経で正しい助詞が選べるくらいに。日本人は言葉の意味を知っているから漢字をおぼえられる。日本人は少年ジャンプを読みながら、ふりがなを見て「しょうねん」は「少年」と書くのねと覚えらるのは、すでに「しょうねん...
2023.03.29 22:00小学校ガイドブック子どもが日本の小学校へ通うことになった外国人の保護者向けに作成されたものですが、日本の小学校へ体験入学する時に日伊家庭のイタリア人のお母さんにも便利ではないかと思い、保護者の方にお伝えしてみました。体験入学では必要のない情報もありますが、写真やイラストが多くて、とてもわかりやすいと喜ばれました。やさしい日本語版、英語版、中国語版の3種類があります。下記のサイトからそれぞれの言語版をクリックすると見られます。
2023.02.26 23:00子どもに母語を継承すること主に中国やフィリピンなどアジアの国々から、日本の東北地方へ移住した女性達の継承語に関するいろいろな思いや現実がぎゅっと詰まった記事です。大変長い記事ですが、最後にもとても大切なことが書いてありますので、ぜひ最後までお読みください。金髪碧眼の人が多い国で、黒髪で平たい顔の変な言葉で喋るお母さん。それが私です。それを恥ずかしい、おかしいと思わない子に育てたかったし、どんなに小さな国の言葉でもその人にとっては大切な自分の一部だということを、私は自分の言葉を通して、子どもに伝えたかったのです。たかが言葉。けれど、とても大事な言葉です。海外で暮らす日本人とは逆の立場の方達の記事ですが、同じ思い、同じ苦労、同じ失敗、そして様々なケースがあって、遠い所に暮らす同志の...
2023.01.10 23:00日本語がカタコトなのは佐藤ミケーレ倭子さんというYouTuberの動画です。自分の日本語がカタコトなのは、ブラジル人の父がカタコトの日本語で話しかけたからだということを面白おかしく話しておられます。真面目に言うと、彼女の日本語はカタコトではないです。飼い犬や父親について尊敬語で話しているところがありますが、間違いはそのくらいで、語順や語彙量、助詞や接続詞の使い方に、若者言葉のくだけた要素はあっても、日本語初心者のような非文的な間違いはありません。一部の発音に発音上の違和感が確かにありますが、ポルトガル語の干渉とは考えにくいので、お父さんのせいではなく、滑舌と言うか、鼻音の問題ではないかと思います。他の動画では、もっと滑らかにシャキシャキ話しておられる回もありますので、ある意...