2025.06.09 22:00日本語禁止な家庭色々とツッコミどころはありますが、興味深い動画でした。日本に住んでいる国際結婚家庭で、日本語母語話者の親が日本語を一切子どもと話さないのは、大きくなってからはともかく、乳幼児期にはどうなのかなと思わないこともないですが、(日本に住んで日本語で教育を受けて育つなら、いくら家庭内日本語禁止でも日本語は普通に習得すると予想しますが、幼児期の母子のふれあいが全く日本語で行われないことで何かを喪失するのかには興味はあります)これぐらい徹底しないと英語あるいはその他の外国語を日本在住では習得できないというのは、理解できると思いました。でも、その言語の母語話者である外国人のお父さん達がちょっと母親に丸投げしすぎているような気もしました。父親は、仕事があって子供と接す...
2025.05.22 22:00マイノリティであることについて海外で子どもを育てていく上で、言語や教育、躾以外にも親として初めて気づき、考えざるを得ないことは色々あります。国籍人種の問題もその一つです。少なくとも未成年の間は国籍保留が可能で、二つ国籍を持っているのに、イタリアではアジア人として扱われ、日本ではガイジンとして見られることは普通にありました。幸いにも、娘は毎年の一時帰国で日本の学校に通った時もいじめられたりしたことはなかったのですが、逆に言うと、日本語が上手だね、かわいいね、英語も喋れる?等と無邪気にチヤホヤされることにも正直少し違和感はあっただろうと思います親切に言ってくださっているとわかっていても、それをわざわざ口に出す日本人の素朴さと言うかナイーブさ(褒めてません)を、娘は早くに気づいたことでし...
2024.10.21 22:00母と国家少し古い記事ですが、大変興味深い対談でした。温又柔さんと信田さよ子さんの視点から語られることが、海外で子供を育てた自分にも思い当たることだったり、うっすらと感じていることだったりと、色々と突き刺さりました。抽象的な話のようでありながら、実に具体的にお二人の言わんとしていることがわかってしまうこの感覚は、海外でお子さん(特に娘さん)を育てている日本人女性ならわかっていただけるのではないかと思います。ご興味のある方はぜひお読みください。
2024.02.11 23:00私はドイツ人で日本人良い記事ですので、ぜひお読みください。私の娘は補習校には通いませんでしたが、サンドラさんのように、母親とは日本語、父親とはイタリア語で会話するのが普通という環境で、日本語もイタリア語も母語として育ちました。我が家も、夏休みなのに日本でも学校に通うなんて可哀想、毎日日本語の勉強もするなんて可哀想と言われたことも実際にありますが、苦労もしたけれど得るものも大きかったというのが実感です。
2023.11.30 23:00日本育ちのブラジルの子供たち良い記事なので、多くの人に読んでもらいたいと思いました。海外で子どもを育てている人にも日本に住んでいる人にも、きっと心に刺さると思います。この中に出て来る親や子供達の言葉がとても重く、そして、決して他人事ではないことを強く感じながら読みました。ご興味のある方はぜひお読みください。
2023.10.08 22:00CLD festival のお知らせCLD festival は、世界各国の多様な言語や文化の背景を持つ若者や子どもたちに、オンラインで交流できる機会を提供するイベントです。国境や地域を超え、趣味や特技、好きなことについて発表し、意見交換や共に楽しむ自由な交流の場を目指しています。発表をせず視聴だけの参加もできますし、時間帯が2つありますので、ヨーロッパからも参加しやすくなっていますので、ご興味のある方はぜひお申し込みください。詳細は下のチラシからご覧ください。
2023.09.01 22:00漢字にふりがなを小学校低学年は別として、中学年以上は未習漢字も漢字表記でふりがなをつける方が語彙も増えるし、最終的に読める漢字が増えるのでは?と、娘の教科書を見て感じたことがあります。日本語には漢字がある以上、漢字を見慣れておく方が良いのは、継承語を学ぶ子どもたちも同じです。「漢字が多いからこの本読みたくない」と言う子は少なくありません。ひらがなだけの絵本は内容が単純ですから、年齢相応の興味関心を持って読める本の方が良いのは明らかですし、漢字習得が進んでいないことで読書の楽しさからも遠ざかりやすいのは勿体ない気がします。ふりがながあれば、ふりがなを読んでも意味のわからない言葉は親や先生に聞いたり、自分で調べたりと日本語の語彙を増やす活動にもなります。電子書籍なら漢字の...
2023.08.31 22:00二重国籍アンケート少し前の記事になりますが、興味深い内容でした。海外で暮らし、子どもを育てているほとんどの方に関係のある問題だと思います。娘が生まれた時には「この子が成人する頃には、日本も二重国籍を認めるようになっているのではないか」と思いましたが、そうはなりませんでしたし、この先もそう簡単には変わらないような気がしています。二重国籍を認めることで日本の国益を損なうとは思えないし、当事者も不利益を被ることがなくなるのですから、ぜひ前向きに検討していただきたいとずっと思っていますが、日本国内の一部の人には二重国籍はスパイ、二重国籍はずるいという根拠の稚拙な感情的意見が目立ち、とても残念です。ただ、例の蓮舫議員の国籍問題のニュースがきっかけで、当事者以外の人にも二重国籍の問...
2023.05.17 22:00親の母語を使えないケース「ことば研究館」という国立国語研究所運営のサイトにある、ことばの疑問というコーナーの記事です。この記事では、日本に住む外国人夫婦の子どもの母語についての話ですが、海外に住む日本人家庭や国際結婚家庭のケースも、ほぼ同じように考えられると思います。この記事の他にも、ことばに関する色々な疑問についてわかりやすくまとめられていますので、日本語やことばにご興味のある方は是非ご覧になってください。
2023.04.19 22:00大切なのはインプット3人とも日本語を上手に話しておられますが、特に真ん中のマットさんが、発音とイントネーションの自然さ、語彙の豊富さで群を抜いています。このマットさんが、どのように日本語学習したのかについて話しておられるのですが、とても重要なポイントを話しておられるので、ぜひご覧になってください。まずはひたすらインプット。正しい発音をたくさん聞く。知らない言葉が出てきたら調べる。単語は暗記して語彙を増やす。文法は理論を理解するのではなく、自然に正しく使えるようにする。反射神経で正しい助詞が選べるくらいに。日本人は言葉の意味を知っているから漢字をおぼえられる。日本人は少年ジャンプを読みながら、ふりがなを見て「しょうねん」は「少年」と書くのねと覚えらるのは、すでに「しょうねん...
2023.03.29 22:00小学校ガイドブック子どもが日本の小学校へ通うことになった外国人の保護者向けに作成されたものですが、日本の小学校へ体験入学する時に日伊家庭のイタリア人のお母さんにも便利ではないかと思い、保護者の方にお伝えしてみました。体験入学では必要のない情報もありますが、写真やイラストが多くて、とてもわかりやすいと喜ばれました。やさしい日本語版、英語版、中国語版の3種類があります。下記のサイトからそれぞれの言語版をクリックすると見られます。