漢字学習の大変さには様々な理由がありますが、何度やっても覚えられない、繰り返し学習の大変さ、同じことの繰り返しをしているように感じる無力感などが結構大きいかと思います。
各学年で学習する漢字の数は決まっていますので、永遠に漢字が湧いてくるわけではありませんが、いつまでやっても終わりがないと言うイメージになりがちですね。
それは、次から次に新出漢字は出てくるのに、習った漢字を覚えておらず、読めない書けない漢字が増える一方だからです。1年生の漢字を完璧に読み書きできるようになって2年生の漢字を始め、その2年生の漢字も完璧に読み書きできれば、3年生では3年の新出漢字だけを覚えれば済みます。
理論的にはそうなりますが、現実はそうではありません。特に海外で暮らし継承語として日本語を学んでいる子どもにとっては、日本語の学習時間も漢字を使う機会も限られており、身につくまではおろか、進出漢字を定期的に練習する時間さえ確保するのが大変なのが現実です。
制約のある中で、できるだけ効率的に漢字を覚えられたらと誰もが考えていると思います。
子どもの漢字学習では、覚えた漢字と覚えられていない漢字をきちんと把握することが大切です。
覚えてしまった漢字はいちいち書く必要はないし、読んだり書いたりでき、意味も理解している熟語も書く必要はないので、家庭で丸つけをして、覚えた漢字を覚えていない漢字をあぶり出し整理します。この方法に近いことをやっておられる方もきっとあるだろうと思います。
この漢字ドリルそのものには、特に目を引く特徴はなく、基本的な仕様ですので、子どもにとって特に良いとは感じませんが、(教科書の進出順ではないので、まず最初に新出漢字の練習に使うものではなく、復習用として使うべきでしょう)無料であること、保護者の作業がパソコンで効率的にできること、おぼえられていない漢字だけを抽出できることなど市販の漢字ドリルやダウンロード教材にはない便利な面も確かにあります。
詳しい説明もありますので、ぜひサイトをご覧になってみてください。
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