教室で子どもたちに読む絵本は、家庭で親が子に読み聞かせするのとは違った視点で選ぶものもあります。
家庭での読み聞かせは、夜寝る前や親も子も時間のある時などリラックスした気持ちの時に読むことが多いと思いますが、教室では皆と一緒ですので、ワクワクできるお話や、ゲラゲラ笑える絵本、ちょっと日本語の知識にもヒントになって、自分の学んでいることにつながるような絵本なども便利なことが多いです。
また、お化けのお話なども、皆と一緒に聞くとまた違う面白さ、楽しさがあるようです。
何年経っても古臭くならない永遠の定番のような名作絵本ばかりではなく、最近出版された絵本もできるだけ選ぶようにしています。
子どもたちは今を生きていますので、名作も大切ですが、最新の面白さも一緒に味わうようにしたいと考えています。
今回、ご紹介する本は「こんとごん」です。
ひらがなを少しずつ学び始めて、文字と言葉を認識できているくらいの子どもたちにちょうど良い絵本でした。
同じひらがなも濁音のありなしで意味が違ってしまうことが、面白い絵でわかりやすく表現されています。オノマトペも「さらさら」と「ざらざら」では意味が違うことなども絵で見ればすぐわかります。
かきくけこはてんてんをつけるとがぎぐげごになります。だけでは、単なる文字の記憶ですが、いろいろな言葉にてんてんがあるよ、てんてんの有無でこんなに違うよというのがナンセンスではあっても楽しく伝わり、子どもたちも大笑いでした。
0コメント