「この夏休みに日本で買って、使ってみてとても良かったので」とお母さんの一人から教えてもらいました。
漢字の勉強をする時に書けない漢字はこの本で調べて書くようにしているそうです。
小学生あるあるで、くだらないことはすぐ覚えるという習性を逆にうまく利用していて、意味のない語呂合わせやこじつけで覚えるのが、かえって面白いと思います。
漢字を唱えて覚えるのは古典的な方法で、有名なところでは、下村式やミチムラ式がありますが、下村式は書き順を唱えるだけですので、縦棒横棒...などと面白味のないことを覚えるのは難しい子も実際いると思います。
ミチムラは、漢字をパーツに分けてパーツを理解すればその展開でどんどん覚えられるので、下村式よりも理論的でかなり画期的ですが、面白味はありません。真面目です。
この本は覚えるためにあくまでもナンセンスな文章にしている点が、小学生に受け入れられやすいと感じました。
また、最後についている索引が音読みと訓読みの両方で引けるので、そこが使いやすいそうです。
漢字がわからない時には自分で調べなさいと言っても、小学生は辞書を引くことをたいてい嫌がりますが、これは探したい漢字になかなか辿り着けない=引きにくいことが原因である場合が多いのです。
漢字辞典は小学生向けでも索引が、学年順、あいうえお順、画数順で、読めない漢字なのにどこから探すのかという問題がかなり大きいですから、引きやすい、見つけやすいことは、かなり重要なポイントかと思います。
1年生の漢字はまだ画数も少なく、新出漢字の数も少ないのですが、2年生3年生と、画数が多く似た漢字が増えてきますので、漢字の間違いも「惜しい!あとこの一本が足りない。この漢字は言編じゃなかった!」というもう一息の間違いが増えてきますね。
あと一息の部分を覚えられたら書けるのにという子どもは多いと思いますので、参考にしてみてください。
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