興味深い記事でしたので、どうぞお読みください。
記事の最後に『みんなハーフさ。みんな半分はお母さんで半分はお父さんなんだから。』とありますが、私も小さかった娘に同じように言って聞かせたことがありました。
ハーフだから、父親の国と母親の国の言語も習慣も文化も歴史も両方完璧に身に付けておかないといけないとは思いません。ある程度以上の言語や知識などは、教育や整った環境がないと無理なことは自明ですし、親の力だけでできることにも限りがあります。
でも、ずっと我が子とは日本語で喋りたいなと思っていましたし、日本語が理解できれば、自分で日本に関する情報を見つけ知識を増やすことはできるだろうと思いました。
もちろん、イタリア語や英語に翻訳されたものがたくさんありますし、自動翻訳機も精度が上がるだろうとは思いますが、一次資料に当たる方が、バイアスのかかっていない正確な情報である可能性が高いですし、単に小説やエッセーを読む、映画やテレビを見るだけでも、原文でないと伝わらないことはあると感じていましたので、できれば娘には日本語をしっかり学んで欲しいと考えました。
あってほしくないことですが、もし戦争になれば国境は書き変るかもしれませんし、国籍はどんなに望んでも与えられない可能性も剥奪される可能性もあります。現に、日本は二重国籍を認めていない数少ない国ですから、娘はこの先もずっとイタリア国籍も日本国籍も持ち続けることは日本の国籍法では認められていません。
でも、言葉は身に付けたら一生持ち続けられます。
日本は「ハーフ」と呼ばれる国ですから、日本人として認められない、日本人として生きることはないのかもしれませんが、日本語が娘のそばにずっといてくれたらと思っています。
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