継承日本語の場合、書けることよりも読めることを主眼に漢字学習を進めるのも方法です。
漢字は書けなくても良いと考えているのではなく、漢字学習の負担を軽くすることで、日本語学習そのものを早々に諦めないようにするためという考えからです。
書くことは難しくても、漢字が読めて意味がわかれば、語彙も増えますし、日本語での読書もできます。漢字が嫌だと日本語をすっぱり諦めるよりはずっと良いはずです。
読める漢字は、書けるようになりますが、読めない漢字を書けるようにはならないので、その点でも、まず漢字の読みを覚えることは大切になります。
音訓ソングは、リズムに乗って唱えることで、漢字の読みを覚えようというものです。
歌にして覚える、語呂合わせで覚える方法は、日本人の得意な分野ですので、(九九、年号、平方根、元素記号などもそうですね)漢字もある程度はこの方法が有効だと思います。
何回も聞いて覚えたかどうかは、音声を消して一人で読んでみると確認できます。
1年生から6年生、中学の漢字までありますので、とても便利です。
海外で生活し、家庭内で日本語で会話するだけでは、自然に漢字を覚える可能性はほぼありませんので、工夫しながら勉強する必要がありますが、書くことに抵抗がある子どもは多いので、このように歌ってリズミカルに暗記する方法も良いと思います。
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