すごい人もいます

日本企業が外国人を採用する時に、高い日本語力を要求することに関して思ったことはすでに書きましたが、日本政府がイメージする「日本語能力の高い高度人材」というのは、この方みたいな人なのではないかしらという記事を読みました。

好きなもの、好きな国、自分の専門、仕事などが全て結果的につながり、日本でご自分の夢を実現しつつあるのは本当に素晴らしいことですし、並大抵ではない努力ができる優れた能力と素質を持っておられる方だと思います。

でも、これは「すごい人」なんです。

このようなすごい能力の人が必ず日本語や日本に興味があるとは限らないですし、日本が好きでも、日本で働きたいとまで思うかどうかはまた別の問題です。

また、能力があって住みたいと思っても実行できるかどうかも別です。家庭の事情、家族の理解、仕事が安定するまでの経済力なども大きく関わってきます。

普通の能力の人でも、日本で働きたいと願った時に、門前払いや使い捨てにならない国に日本がなればいいなと思うのですが、どうでしょうか。

自分の住みたい国で自分の幸せが見つけられるように、どんな人も努力すればそれが見つかるように願っています。

追記:イタリアからはYahooが読めなくなりましたので、下記の記事を追加しておきます。

こどもの にほんご

nipponica イタリア・ボローニャ 幼児からの継承日本語クラス