Emmanuel Osei-Kuffour, Jr.というアメリカ人の映画監督の作品です。
15分ほどの短編映画で、下記のリンクから見ることができますので、ぜひご覧ください。
ごく短い映画なのですが、見終わって胸が詰まる思いがしました。
日本にもその他の国にも、肌の色だけでなく様々な違いから生きづらい子どもがきっといると思いますが、強く生きてほしいと思うと同時に、彼らだけに「強くなれ、受け入れてもらえるようになれ」と親や大人が言うのではなく、人間が人間を差別したり、いじめたり無視したりと理不尽に扱うことはしてはいけないことなのだという事をもっと声を上げていくようにしなければとも感じました。
主人公の少年が教室で自己紹介すると、すかさず「どうして日本語がしゃべれるんですか?」とクラスの子の一人が質問し、彼が内心困っている様子で、それでもしっかりと「日本人だから」と返事すると、ええ〜と教室がどよめくシーンがありますが、あれは本当に象徴的です。
どんな外見でどこの国籍であっても、日本語しか喋れない子も、日本語は喋れない子も、日本語も喋れる子もいることを、私たちは忘れないでいたいと思っています。
少なくとも未成年の間はそこで生きていかなければならない国で、子ども達が拒絶されることがないようにと願うばかりです。
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