興味深く上の記事を読みましたので、ご参考まで。
日本の中学校では、朝読書と名づけて始業時間前に読書をする時間があり、娘が夏休みの一時帰国の間通っていた時に実際に経験しました。
各自が好きな本を持って来て読むのですが、漫画や写真集、図鑑などは禁止で、文字が多い本でという決まりがあったそうです。それでも、読書が好きではない子はできるだけやさしい本を選んで持って来ているみたいだと娘は話していました。
このアンケートの結果も、それに近いものがあるような印象を受けました。記事にもあるように、中学生のランキングに小学生向けの児童書が結構入っていますね。
逆にいえば、これらの本は、日本の中学生にとって気軽に読める内容の本が多いので、童話を卒業した年代の海外で育つお子さんに日本語で楽しんで読める本はないかと思った時に、結構参考にできるように思いました。
読書をするなら、名作や古典のような固い本をと親は考えがちですが、子ども達が日本語で気楽に、ストーリーに興味を持って最後まで読み通してくれる本をまずは選んで、とにかく読書の楽しさを体験してもらうことが大事かなと感じています。
映画やアニメのノベライズや原作、ショートショートのようなジャンルは、すでに内容を知っていたり、読みやすくて嫌がらないので、日本語の本に見向きもしないよりは、ずっと良いのではと思います。
面白い、続きが読みたい、結末を知りたいと思って読んでくれるので、謎解きや探偵ものもおすすめです。
海外で育つ子供の場合、漢字を敬遠したり、知らない語彙があることも多いので、本の内容だけでなく、ふりがな付き、挿絵が多い、文章が平易、短編集で1話ごとに読み終えやすい、あるいはどこからでも読めるなどなど、読みやすさを感じられる本を選ぶのもポイントかと思います。
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