海外では日本のドリル類は簡単に手に入りませんから、家庭でコピーを取って何回か繰り返し練習させたり、上の子の使ったドリルを消しゴムで消して下の子にも使ったりと、色々と涙ぐましい努力も必要です。
イタリアでも販売されている「消えるボールペン」フリクションボールは、摩擦熱でインクが消える仕組です。このフリクションボールで書いた字は、ドライヤーの温風を当てると、擦る必要もなく一気にきれいに消すことができます。
筆圧が強いと多少跡が残りますが、消しゴムで消す苦労の何倍も速く元の白紙に戻せます。もう一度同じドリルを使いたいとお考えの場合は、最初からこの消せるボールペンで書くようにすると、ドリル再利用の裏技が楽になります。
小学校1年生はまだ鉛筆の持ち方も定まらず、書きやすい鉛筆を使う方が良いのですが、中学年以降はボールペンでも筆記には問題ないと思います。
漢字のとめ、はらいをしっかり書いて練習する場合は、子どもにはボールペンでは滑りが良すぎて向きませんが、それ以外は鉛筆でないといけない場面は余りないように思います。
ドリルの再利用のためだけでなく、消しゴムでしっかりと消せない、やみくもに消すことでドリルのページがよれよれしわくちゃになって、余計イライラして勉強にならないという子どももいますので、それを解消することもできます。
イタリアの小学校では2年生くらいから鉛筆でなくボールペンで書くように指導され、最初はこの「消えるボールペン」を指定されることも多いです。
親が採点丸付けをする時も、消えるボールペンも赤色を使うようにしないと、そこだけ残ってしまうのでご注意ください。
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