中学年くらいになってくると、日本語学習の上で読解力が問題になってきます。
日常会話はできても、日本語の文章(書き言葉)がきちんと読み取れていない場合はあります。簡単な指示語がわからなかったり、質問の意図を早とちりしていたり、勘で答えを書いたりして、間違ってしまいます。
市販されている国語ドリルや問題集には、読解に特化したものが色々ありますが、海外で育つ子どもには問題が難し過ぎたり、問題文が長文で、読むことから嫌がったりとなりがちです。落ち着いて文章を正確に読み、質問の意図を正しく理解して答を選ぶという基本を練習するのに,何か良い方法はないかと探して、算数の文章題を読解の練習にすればと思いつきました。
文章題の問題は,長文ではありませんが、書いてあることを正しく読み取り、質問の意図を理解していないと、きちんと答が出せません。正しく読む練習には便利です。
計算練習が目的ではないので、つる亀算や旅人算のような難しい文章題の必要はありません。四則計算だけで解けるけれど、設問の文章に引っかけが用意してあって、ちゃんと読まずに機械的に数字だけを見て計算すると間違えてしまう問題を集めた問題集もあります。
計算はやさしいけれど、問題文は難しい文章題で、これは良い所を狙った問題集だと思います。
日本語学習に少し算数の要素も加えてあげると、気分転換にもなりますし、国語に苦手意識を持っていても、算数は得意という子なら、やる気も出してくれます。
上にご紹介した問題集の他にも、算数の文章題だけを集めたドリルは各種出版されていますので、お子様にぴったりのものを探してみて下さい。
1学年くらい下の文章題の問題集を選ぶのもよい方法だと思います。
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