海外で育つ子どもの日本語の特徴として、語彙が少ないことがまず挙げられます。日常生活でほとんど使うことがない以上、耳から覚えるにも読んで覚えるにも限界があります。
娘が使ったのは、この中の「10歳までにおぼえておきたいちょっと難しい1000のことば」の問題集でした。当時はまだ読み物形式のものは出版されていなかったのですが、最近は、挿絵やマンガで楽しくわかりやすく、読んでいるうちに日本語の知識が増えるよう工夫された本が各種出版されています。
実際使ってみて問題集はかなり良かったのですが、問題集だと素直に取り組んでくれないお子さんや、自分で考えて解くのはまだ難しいと思われるお子さんにも、楽しく読めるマンガ形式の読み物はより広くおすすめできます。
海外に住んでいると母子の日常会話だけでは語彙を増やすにも限界があるうえに、ニュース番組や新聞雑誌に触れる機会も限られますから、このような軽く読めるマンガや読み物を使って、日本語の語彙を増やすのに一役買ってもらうのも良いと思います。
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