ひらがなが読めるようになったら

ひらがなが読めるようになったら、すぐに絵本が読めるようには残念ながら、なりません。 

1字ずつを追いながら拾い読みしているうちに最初の文字を忘れ、最後まで来たら何と書いてあったかわからない、ということになりがちです。 

一番最初は、2字か3字の短い単語(うし、くつ、くるま等)を絵と一緒に見て、単語をひとかたまりで読み取れるような練習ができるとよいと思います。 

いわゆる「赤ちゃん絵本」と呼ばれる乳児向き絵本には、はっきりとわかりやすい絵で、文字がとても少なく、ものの名前(名詞)を教えるシンプルなものが多くありますので、ひらがなが読めるようになったら、これらの絵本はもう一度出番があります。

 次に、単語が初見で読めるようになって来たら、「しろい はな」とか「おおきい いえ」などのような2語文から3語文の簡単な文章を読めるようにしてみてください。

 その時に、できれば「分かち書き」表記されている絵本を選ぶと、より子供は読みやすく理解しやすいと思います。 

上に挙げた絵本は、この次くらいの段階にちょうどいい絵本です。

読むことは楽しい、本が読めるという喜びを子どもに感じてもらえる絵本だと思います。 

こどもの にほんご

nipponica イタリア・ボローニャ 幼児からの継承日本語クラス