通信教育

 娘に通信教育を使わなかったのは、海外在住だと送料が余計にかかり割高になること、添削の往復に時間がかかること、イタリアの郵便事情にいまひとつ信頼がおけないことなどが理由でした。

 教材探しや学習計画を立てることなどに親として取り組みましたが、そのような時間がない、問題集の探し方選び方がわからないという方もおられると思います。 

定期的に送られてくる教材を真面目に取り組めば勉強できるのは、大きな安心感ですし、まず親が無理せず続けやすい手段を選ぶのも、日本語学習を続ける上では大事なポイントだと思います。

 特に補習校が身近にない場合は、通信教育は大きな助けになりますし、学習方法の選択として補習校の次に位置するものだと思います。

 参考までに、海外から受講できる通信教育をリストアップしておきます。

 

Z会は、問題の難易度は一番難しいので、どちらかと言うと、日本への帰国予定がある家庭や、日本の学校受験を意識している方向きかもしれません。

 

海外子女教育材団の通信教育は、地味ですが、海外で現地校に通う子どもを対象に作られていますので、一番ニーズに合っていますし、小学校からのコースは受講料も良心的に思います。 

国語教科書に添った問題で、教科書が必要です。(教科書は大使館 領事館に申し込んで受け取ることができます)

 幼児向きの通信教育は、日本語の絵本も同時に送ってもらえ、海外で日本語を育てるという視点で考えられています。

 

スタディサプリやドラゼミのドラゼミグローバルは、新しい形の通信教育で、タブレットを使います。 これなら、郵便事情を心配する必要がなく、添削時間の無駄なロスもありません。 

インターネット回線がよく整備されていない地域では、スムーズにダウンロードできない等の問題があるのかもしれませんが、従来の海外からの通信教育受講のマイナス点をクリアしており、これから普及するのではないかと感じています。

 動画を通じて授業を受けられるのは、海外では大きな魅力と言えるでしょうし、プリント問題を解くだけより子どももきっと楽しいだろうと思います。

 ただ、動画を見ながら先生の話す日本語をスムーズに理解できるだけの聞く力を、すでに持っている必要があるように思います。


イタリアでは、ミラノに日本人の指導者のくもん式教室があり、通信教育も可能です。 

国内郵便で済みますから、添削の送料は日本往復と比べると安く、時間も短縮できますが、プリント教材のみで、他社と比べると割高感はあり、トントンというところでしょうか。 


チャレンジポピードラゼミは有名どころで老舗ですから、皆さんご存知と思います。

 

受講料や教材 付録などの内容と難易度、添削の回数など、それぞれ各社違いがあり、特色がありますので、経済性とお子さんの日本語能力、性格や興味なども考えて選ばれるとよいかと思います。

 

下記の名称をクリックすると、それぞれのサイトへ移動します。

海外子女教育財団 通信教育 

 がんばる舎 

 スタディサプリ (小学4年から) 

 ポピー 

 こどもちゃれんじ 

 小学館ドラゼミ  

 Z会 

 くもん式 ミラノ  

こどもの にほんご

nipponica イタリア・ボローニャ 幼児からの継承日本語クラス