小さな頃に買ってもらった絵本の中に、平凡社のえほん百科12冊セットがあります。
すでに絶版になっており、古書として探し出すしか方法がないのですが、このえほん百科に似たようなコンセプトの新刊本はなかなかなくて、実家に置いたままだったのものを、娘が小さい頃にイタリアまで船便で運びました。
えほん百科の名前の通り、百科事典と絵本を合わせたような構成になっており、あいうえお順に、色々なテーマが詳細な絵で描いてある図鑑のようだったり、色々な童話があったり、まさに読んだり眺めたり、調べたりと一人でずっと飽きずに楽しめる本でした。
娘には、少し内容や絵が古過ぎるかとも思いましたが、全く気にならなかったようで、一人でじっと読んでいたのを覚えています。
最近、福音館書店からこのえほん百科に近いシリーズ絵本が出版されていますので、ご紹介します。
自然が生み出した「生き物」と人が作り出した「物」に焦点を絞り、詳細な絵でリアルな図鑑のような絵本です。
別冊で「よんでたのしむ いきものづくしものづくし」という解説のような文章の冊子がついていて、絵を見るだけでなく、絵を見ながら読み物としても楽しめる編集になっているところも、えほん百科を思い出させます。
全冊揃えると結構なお値段になってしまいますが、お子様の興味のある物を選んだり、数冊だけチョイスしても十分楽しめそうです。
とてもリアルできれいな絵ばかりですので、親子で絵を見ながら、生き物や物の名前を日本語で覚えていくのにもとても使いやすそうです。
子ども向けの図鑑も特徴や工夫が有って楽しいものが多いですが、こちらは動物でも「つの」や「くちばし」で集めてあったり、一冊で物と生き物が同時に楽しめたり、読み物もついていたりと、専門的な図鑑よりも絵本らしさを出してあるので、色々と楽しめそうです。
ご興味のある方は、下のリンクからサイトをご覧下さい。中味も一部見ることができます。
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