しりとりカード

日本語の語彙も増えてきて、ひらがなも読めるようになってきたら、かるた遊びやしりとりを一緒にやってみようと考える方は多いと思います。

子どもには勝ち負けにこだわる年齢というのが確かにあって、自分が負けると機嫌が悪くなる、大泣きする、勝つまでやめないなどなど、気楽に楽しく遊ぼうと思っていても難しい時期があります。

どんな子も少し大きくなれば、自分が負けても「負けちゃった〜」「もう一回やろう」と楽しく続けられるのですが、勝てないことで癇癪を起こしたり、もうやらない!とご機嫌が悪くなったりするような小さい子でも遊べる物を探していて、良かったのでご紹介します。

普通のかるた取りでは、ひらがなを覚え始めの子と少し大きい子ではハンデがありますし、取り札の数で勝ち負けが決まることで悔しい思いばかりする子もいますので、かるたでは難しい子にもいいかもと思って購入しました。

しりとりしながらトランプのように手札から順番にカードを出していく遊びなのですが、上手くカードをつなげると直径1mくらいの大きさの輪になります。

上手に輪になれば大成功!という遊び方ですので、勝った負けたは関係なく、皆で一緒にやった〜と喜んで終わりです。勝ち負けで勝負がつくわけではないところがこのゲームのポイントです。

そして、どんな時でも必ず輪になるとは限らないので、そこもなかなかおもしろいです。

五味太郎さんの絵で、どうぶつの名前のシリーズと物の名前のシリーズがあります。

カードにはひらがなも書いてあるので、動物の名前を知らなくても、次は同じひらがなで始まるカードを出せば良いので、まだ語彙の少ない子どもでも一緒に遊べます。何回か遊んでいると、色々な動物の名前も覚えるようです。

少し大きくなると、単純過ぎてつまらなくなる様子ですが、小さい子は結構楽しく遊んでいました。

ひらがなで遊べるゲームを探している方にも、負けると泣いてしまう子どもでも遊べるゲームを探している方にもおすすめです。

こどもの にほんご

nipponica イタリア・ボローニャ 幼児からの継承日本語クラス