海外で育つ子どもが日本語を学習を進めていくうえで、どうしたらいいだろうと感じることは色々ありますが、慣用句もその一つです。
文字をおぼえ漢字が読めても、慣用句の意味は初見で必ず理解できるものばかりではないので、やはり学習が必要です。
慣用句がわからなければ日本語会話が成り立たないわけではないので、そこまで必死になることはないのですが、日本語の表現を豊かにし、読書もできるだけ楽しんでもらいたいので、基本的なものはやはり知っていてほしいなと考えています。
目安としては、国語教科書に出てくる慣用句程度は意味が分かって使えると良いと思います。
幼い頃から、ことわざカルタで遊びながらいろいろな慣用句に触れるのも一案ですし、国語教科書の慣用句の単元を丁寧に読んで意味や使い方を理解するのも大事です。
慣用句の意味の説明を小学生にもわかりやすいようにと考えていた時に見つけたのが、この辞典です。
小学生向けの慣用句・ことわざ辞典は他にもいくつかありますが、この辞典は文章だけではなく写真があって、目で見て意味が分かるようになっているので、日本語の説明だけではおぼつかない子どもにもピンと来るので、特におすすめです。
写真も結構インパクトがあって、辞典としてだけではなく、まるで絵本でも見るように楽しみながら読むこともできます。
ことわざに限らず、辞書を引きなさいと言っても面倒だと嫌がる子どもは少なくないので、このような工夫がある辞典はありがたいですね。
日本語には面白い言い方があるんだなと、言葉に興味を持ってもらえると良いなと思っています。
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