もしも作文 3


むかし、むかし、おじいちゃんとおばあちゃんが住んでいました。おじいちゃんは、山へまき取りに、おばあちゃんは、川へせんたくに行くのでした。

だが、ある日、おばあちゃんは、川へ行かず、町へ買物に行きました。その時、大きなももが川をドンブラコ、ドンブラコと川を下っていくのでした。そのあと、くまがももを拾い...パクリ!一口食べました。そのおいしいこと!だが中から一人の小さな男の子が出ました。

それを見たくまが「これは人間の子どもか?」と思いました。「まいっか。自分のむすことして育てよう。」と決めました。「名前はどうしよう...もも太ろうでいっか!」と言いました。

その後、もも太ろうは、食べものをえる方法、体をきたえる方法を教えられました。ある日、もも太ろうが散歩をしてるとある家に何者かが家から物をぬすんでるのが見えました。よく見ると赤や青の色をしてる鬼でした。

もも太ろうは鬼をたいじしおばあちゃんとおじいちゃんを助けました。老人は鬼の基地は、北の山にある城だと言いました。もも太ろうはくまといっしょに鬼をたいじに行きました。旅のとちゅう犬に会い友だちになりました。

山につくともも太ろうは木刀を作り城に行きました。行くと鬼はたくさんいました。だが全いんたいじしました。町に帰ると鬼は、鬼せんべい、かなぼうようかんなどを売り、平和にくらしました。鬼ともも太ろうは友だちになり、犬は元気に育ちました。めでたし、めでたし。


2010年生まれ 男児


一大活劇のような展開になるのかなと思っていたら、鬼が町で和菓子屋さんを開いて平和的なエンディングでした。「めでたし、めでたし」が効いています。

鬼せんべいと金棒羊羹の絵も描いてくれましたので、ご紹介します。


こどもの にほんご

nipponica イタリア・ボローニャ 幼児からの継承日本語クラス