もしも作文 2

桃太郎○○○(本人の名前)バージョン

ある日桃が川をながれていきました。と中で川のながれがいきなり強くなったので、桃は川からとびでてしまいました。その前におじぞうさんがいて桃を開けてくれました。すると、桃から生まれた桃太郎がとびだしました。やさしいおじぞうさんはそだてることができないから「おまえをおじいさんとおばあさんのところへつれていってやる!!」と言ってつれていってくれました。でも、おじぞうさんはおばあさんとおじいさんに「この子をおにたいじに行かせてはいけない!!」とやくそくしました。

一週間ご、どうしても桃太郎はおにたいじに行きたいと言ったので、おじいさんとおばあさんはいいと言ってしまいました。桃太郎がおにたいじにでかけるじゅんびをしている時おじぞうさんがきて、「おじいさんとおばあさんは私とのやくそくを守れなかったから、桃太郎は私にかえしてもらう!!」とおこってしまいました。「すみません、すみません!!もうぜったいに桃太郎をおにたいじには行かせません!!」とおじいさんとおばあさんが言うので「わかった、桃太郎はここにおいていこう。しかし!!桃太郎はもう話せん。それでもおいていくか?!」「はい、おいていって下さい...。」

そこからみんなで仲よくくらしていきました。


2011年生まれ 女児


「つるのおんがえし」みたいな感じのお話にしてみたいなと思ったそうです。

おじいさんおばあさんが約束を守らなかった罰として、桃太郎の声が出なくなってしまったというところは、鶴の恩返しよりも人魚姫からのインスピレーションかなとも思います。


漢字はまだ知らなくても熟語を知っていたり、読み聞かせの絵本の言い回しを使っていたりと、耳から覚えている日本語が結構あることもわかります。

どの作文も、子どもなりに考えた展開からちゃんと着地して終わっているので、想像していたよりしっかり書けるようになっていることにも感心しました。

この調子で日本語で文章を書くことを楽しんでもらえたらと思っています。


こどもの にほんご

nipponica イタリア・ボローニャ 幼児からの継承日本語クラス