トミー ウンゲラー 著
評論社
「すてきな三にんぐみ」で有名なトミー ウンゲラーの絵本です。
彼らしい特徴のある絵で、お話も絵もやはり他の作品と同じく洒落ています。
ただ、出てくる語彙が多少日本語として難しいものも一部ありますので、最初に読み聞かせる時には少し説明が必要かもしれないと思いました。
お金持ちの人のシルクハットが風に飛ばされてその帽子をかぶった貧しい人が幸せになり、幸せになったらまた帽子は風で飛んで次の人が幸せになって行くところが好きだと、おすすめしてくれた女の子は話していました。
次もその次も幸せになる人が出てくるだろうと思わせる終わり方がとても良いですね。
文章がそこそこ長く難しい語彙もありますので、日本語を聞いてある程度しっかり理解できるくらいの、読み聞かせに慣れている子どもに向いていると思います。
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