2020年度から47都道府県名の全ての漢字が小学校の必修漢字となり、そのうちの25字が4年生の新出漢字に配当されています。
海外で育つ子ども達は、日本のおじいちゃんおばあちゃんが住んでいたり、旅行したことがある所以外は、日本の地名にとんど馴染みがありませんし、全日制の日本人学校に通っている子ども以外は、日本の社会科も学ぶ機会がありません。
ところが、国語で都道府県名の漢字が必修になった以上、完全無視するわけにも行かず、悩ましい問題です。
単に「漢字が増えましたからこれも覚えましょう」と漢字を練習するだけでは、海外で育つ子どもには結構ハードルが高いので、少し工夫をした方が取っ付きやすいかなと思います。
この日本地図大百科は、旅行ガイドブックのるるぶそっくりで、日本全国の色々なことが小学生にわかりやすく載っています。オールカラーで写真や絵も多く、文章も適度に易しく、漢字にはふりがな付きです。
雑誌のような作りですので、勉強と言うよりぱらぱら眺める感じで気軽に読めるのも良いところです。
「今日は北海道を読んでみよう」とか「ピーマンの生産量が日本一の県は?」など、楽しみながら少しずつ読むことで日本の地名や地理に慣れ、知識を増やし、漢字に親しんでみてください。
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