2019.10.27 23:00読書について本をどーんと自宅に置いておけば自動的に子どもが賢くなるわけではなく、親に読書習慣がある、あるいは子どもには本を読ませるべきだと考えて買い与えていることが,この結果につながるのだと思います。結局、読書も学習も習慣ですから、子どもの時にどれだけその習慣が身に付いているかということなのかもしれません。
2019.10.25 22:00私の言葉を考える 「どうして母は”ふつう”にしゃべれないんだろう」 「どうしてぼくは”ふつう”じゃない家に生まれてしまったんだろう」 もう二度と友人の前で喋らないで ぼくと一緒に外を歩かないで下記の記事を読んだ時、私は聴覚障害はありませんが、これらの言葉が胸に突き刺さりました。海外で子どもを育てている方なら、似たようなことを我が子に言われた経験がある方も少なくないのではと思います。私も娘に、ここまで否定的ではなく軽く冗談めかしてではありますが「イタリア語の発音おかしい」「変なの」等と言われたことは確かにあります。私の場合は障害ではなく、単なる私の外国語習得の努力不足を指摘されているわけですから、ごもっともですと反省するばかりですし、娘とはずっと日本語で会話していま...
2019.10.24 22:00二重国籍についてお二人がわかりやすく話しておられますので、どうぞご覧になってみてください。娘が生まれた時に,この子が成人する頃には日本の法律も変わっているかもしれないと思いましたが、そうではありませんでした。イタリアと日本に縁を持ち、どちらの国にも親族が住んでおり、どちらの国にも馴染んで育った子どもに、いきなり22才でどちらか一つを選びなさいと迫るのは、心情としてそんなに簡単な話ではありません。世界のどこかでこの問題に直面している日本国籍保有者は少なくないと思っています。
2019.10.23 22:00ひらがなをおぼえたら本が読める? 子どもは、拾い読みと呼ばれる一字ずつ区切った読み方に最初はなりがちで、まるでロボットがカクカクと声を出しているようなぎこちない読み方をします。句読点で上手に区切ることがなかなか難しい子どももいて、おかしな箇所で息継ぎをしたり、細切れに読んでしまい、聞いている親も苦しく、読んでいる本人さえ書いてある内容がさっぱりわからなかったりもします。練習するうちにだんだんと上手になるものですが、海外に住んでいると、音読が思うように上達せず、いつまでももたもたした読み方をするケースも少なくないと思います。ひらがなを全て読めるようになったから、すぐにスラスラと本が読めるわけではありません。字を読み始めたばかりの子供には、意味のあるひとかたまりで文字が読めませんから、「...
2019.10.21 22:00バイリンガルの頭の中少々古い記事ですが、バイリンガルの脳についての知見です。 ・5歳になる前にバイリンガルになった子どもは、スイッチなしで二つの言葉をこなす。 ・読み書きのほか、音に対して優れた能力を持っている人はいる。 ・ある意味、耳が良い人は語学を早く効果的に学べるといえる。このあたりは、日本語とイタリア語を流暢に話す子どもたちを見ていると、私も感じたことがありました。子どもは、まるですいすいとイタリア語と日本語の世界を泳ぎ回っているかのように感じることがあります。人間の能力は不思議だなと思いますね。