2019.05.27 22:00日本の小学校で体験入学する準備として低学年はともかく中学年以降は、特に算数、理科、社会の科目で、単元に出てくる日本語の単語を知らないケースが多くなってきます。現地語ですで勉強している内容であっても、日本語の語彙を知らないので、教科書が読み進めにくかったり、内容がピンと来なかったりします。例えば理科なら、植物が芽を出すことを知っていても日本語の「ふたば」を知らなかったり、「ふたば」は知っていても「子葉」が読めなかったり、語彙として知らなかったりするケースなどがあります。内容は現地校で習っていることなのに、日本語の語彙を知らないばかりに、せっかくの日本の小学校での体験学習をよくわからないからと聞き流してしまうのも勿体ないことですので、日本の教科書を事前に全部読んで理解するような作業よりも、も...
2019.05.25 22:00子どもの語彙力この記事は、日本国内の、特に小学校の英語学習に基づいてのお話ですが、海外に住んでいると同じ位の年齢のお子さんでも日本語の発話量にかなりの個人差があることは多くの方が実際に経験して感じておられることと思います。イタリアは、日本語幼稚園や日本人学校がない地域が多いですし、子どもの日本語は日本語話者の親からの話しかけだけで伸ばすしかない面があり、特に差が出るように思います。家庭内の言語を現地語にするしかないご家庭も少なくないでしょうし、そうなると日本語を話しかける機会もますます限られますから、悩みはつきません。もし我が子に日本語をある程度習得させたいと思う場合は、赤ちゃんの時から日常生活でできるだけ日本語に触れることを心がけるのが最初の一歩だと思っています。...
2019.05.24 22:05興味深い記事でしたこの記事の終わりの方に、子どもさんの日本語維持についての母親としての本音を語られていますが、全くその通りだなと思います。親がバイリンガルを望んでいても、子どもはどんどん現地語優勢になってしまうケースもあれば、親の希望に関係なく、成人してから本人の興味と努力で複数言語を習得しかなりのレベルに達する人もいます。どちらが良いのか、どちらを目指すのか目指さないのか、また、目指す必要があるのかないのか、それぞれに長所短所も、向き不向きもあると感じています。
2019.05.23 22:00同じ母として「もしかして死んでしまうのでは。死なないで欲しい。」と思いながら読みました。最後まで読んで本当に気の毒で、なんと言っていいかわかりませんでした。親が悪いわけでも、このお嬢さんが悪いわけでもなく、このような境遇になり、このような外見で生まれただけの人を虐めた側がただただ悪くて愚かだと思いますが、心が折れて命を絶ってしまったお嬢さんを思うと、正しい悪いだけで済む話でもなく、このお母様の気持ちを思うとやりきれません。日本だけの話ではなく、私の住むイタリアにも、人種差別もいじめの問題も存在します。校則で髪の色やパーマ、ピアス等は禁止ではなく、それに関して堅苦しい規制は一切ありませんし、色々な肌の色髪の毛の子ども達が一緒に勉強しています。でも、どの子も皆それぞれ...