2018.05.22 22:00自分で読む一冊におすすめ小学校1年の学習進度のお子さんにおすすめの本です。漢数字の一、十、百以外は、全てひらがな(漢数字にもふりがな付き)で書いてあり、文章もやさしくて、ストーリーもわかりやすい童話です。特に狙って書かれているのではないと思いますが、お百ちょうと百まいと、日本語の特徴のひとつである助数詞もさりげなく出てきますし、狐の嫁入りが何であるかもわかるようになっていて、海外に住んでいる子供には、読んで楽しいだけでなく「こういうことだよ」と自然に伝えることがで切るお話でした。挿絵も多いので、読み聞かせにはもちろん、自分で読めるようになったお子さんに丁度良い1冊です。
2018.05.21 22:00四字熟語で遊ぶ漢字学習が進んでくると、四字熟語のいくつかはそろそろ頭の片隅に入っていて欲しい頃です。海外在住では、基本的に日本語の会話は親と子の間だけがほとんどですから、親が意識しない限りは会話に四字熟語が出て来ることも少ないですし、日本語で新聞や雑誌、本などをあまり読まないのなら目にすることさえないので、年齢と共に自然に覚えることはまず期待できません。教科書やドリル等に出てきても、意味も知らず漢字も読めず「わけわかんない」で終りがちです。そうは言っても、新出漢字を覚えるだけでもなかなか大変なことですから、ドリルや参考書形式の本を渡して「さぁ、勉強しなさい」とハッパをかけても、あまり現実的ではありません。海外での日本語学習は、受験勉強とは違い、決められた一定の時期に...