自分で漢字を調べる

一年生の漢字80字を一通り練習しても、すぐスラスラと書けるとは限りません。

読めても書けない字もありますし、書こうとしても正確に思い出せない字もあります。

勉強する時は、ご自宅なら日本語話者の保護者が側にいたり、教室なら友達や先生がいたりしますから「この漢字どう書くの?これ合ってる?」と聞いてしまいがちです。

小学生向けの漢字辞典や国語辞典が使いこなせればよいのですが、辞書を引く作業は、海外で育つ子どもには結構ハードルが高く、一筋縄ではいきません。

まず、辞書を開くと左右のページ一杯に文字が並び、それだけで子供達は拒否反応を起こしがちです。「この字全部読むの?ゲーッ」という心境でしょう。

やっと知りたい漢字を見つけたとしても、書き順、画数、部首、音読み、訓読み、熟語と漢字一つについて項目がたくさんあって、結局どこを見たら良いのかわからない。諦めた!となりがちです。

今は、スマホやタブレットで簡単に知りたい漢字がわかるアプリや辞書などもありますが、小学生の頃からそれに慣れてしまうのも良し悪しだと思っています。

低学年の漢字は基礎漢字なので、もう少し原始的に身体に叩き込む感じも必要だと思うからです。

できるだけシンプルで、子どもが一人で知りたい漢字が探せる方法はないかと考え、自宅にある小学生用の漢字ドリルや教材を色々見ていて、漢字教材の索引ページに目が止まりました。

漢字1字とひらがなの読みだけでその漢字の練習ページが記されているものですが、ページには余白が多く、はっきりと見やすくて、漢字1字だけを確認したい子どもにはこれで十分じゃないかと気づきました。

1年生の漢字しか載っていませんから、あちこちページをめくってもそう多くはありません。

使用期間は限定的ですが、一人で調べて確認できる、自信を持って書くことができ、次の問題に進めるというのは自立学習の第一歩ですので、この方法で漢字の復習問題を練習しています。

同じようなものはパソコンで自作することもそう難しくないと思いますし、もう少し学年が進んだり熟語が増えてきたら、単語帳のようなカード式もいいかもと思っています。

書けない漢字を自分で調べて何度か書くうちに、読みや書き方を覚えてくれることを願っています。


こどもの  にほんご

nipponica イタリア・ボローニャ 幼児からの継承日本語クラス