絵本 Michi

「の」と同じ作家、junaidaさんの作品です。

この絵本も精密できれいな絵で、文字はなく、ページをめくってずっと道を辿っていける仕組みになっています。

エッシャーの幾何学的な面白みのある絵を、もっと明るく優しくしたような印象です。

子どもは迷路遊びが好きな子が多いので、立体感のある迷路遊びのような感じで真剣に見ていました。

失敗して戻ったり、もしかしてこっちも行けるかもと別の道を辿ってみたりと、何度も繰り返し、その度に新しい発見がある絵本です。

一緒に絵を見ながらたくさん日本語でおしゃべりして、楽しい時間を過ごせます。


junaidaさんの絵本は特徴的な美しさがあって、非常に完成度が高いので、どの絵本もおすすめです。

それだけに1冊が割と高価ですので、文庫の蔵書に新しく追加され、大変嬉しく思っています。

親子2代で楽しんだような定番の日本語絵本だけでなく、新しい優れた絵本も海外からできるだけ見つけて、子ども達と楽しんでいきたいと思っています。

こどもの にほんご

nipponica イタリア・ボローニャ 幼児からの継承日本語クラス