ひらがなカタカナを楽しく 

日本では広告や看板、商品のパッケージ、新聞雑誌などなど、日常に日本語の文字があるので、子どもがなんとなく文字に興味を持って、ぽつぽつ読み出したりするのですが、海外在住では、日常生活において自然に日本語の文字に触れる機会がどうしても限られるので、現地語は勝手に書き出したけれど、ひらがなには一向に興味を持たないということも起きがちです。

親が心がけて日本語の絵本を買い、読み聞かせをし、日本語で会話をしていても、それだけでひらがなカタカナを自然に覚え書けるようになるのは、やはり少々難しいのが現実です。

そのため、五十音表を部屋やお風呂場の壁に貼ったり、幼児向きのドリルで練習をしたりと工夫を家庭でなさっている方も多いと思います。

小さい頃は集中力も続きませんし、その日の体調や天候、気分にも左右されますから、親がいくら「さぁ、日本語のお勉強よ!」と意気込んでも思う程には進まなかったり、そのうちいい加減になったり、練習したことを簡単に忘れたりと、こんなに手間がかかるなんてと親が息切れしそうになることも一度や二度ではないはずです。

5分か10分の短時間きちんと机に座って、なぞり書きの練習を子どもなりに集中して練習でき、それをある程度継続して反復する根気があり、その結果さらさらと文字を覚えて書けるようになる子どもばかりではありませんから、子どもが文字を覚えるためには色々な方法や手段をあれこれ用意する必要があると感じています。

まだ就学前なら、勉強する意識もありませんから、遊びながら文字に楽しんで自然に覚えてくれればと思うことがしばしばあります。

教育玩具と呼ばれる物にも色々良い物がありますし、古典ですが、かるた遊びなども自然に文字を覚えるのに役に立ちます。

今は、スマホやタブレットもごく普通に幼児も手にしますし、アプリには教育学習に役立つ物が結構ありますので、気軽に使える手段として考えるのも良いと思います。

ゲームのような感覚で子どもは喜んでくれそうですし、おでかけ先や乗り物の中などでもアプリなら手軽ですから、時間も有効に使えそうです。

下記にご紹介するアプリは、絵も音声もわかりやすく、かわいらしい感じに作られていて、指でなぞることで自然に書き順を体感で覚えてくれるように思います。

小さい子ども向きの作りなので、就学年齢以降の子どもにはちょっと幼稚過ぎるかもしれませんが、ちょっとした時間に遊んだり、ドリルで練習してからこのアプリで気楽に遊びながら確認すると言った使い方もできるのではと思います。

有料ですが、一部は無料で使えます。


こどもの にほんご

nipponica イタリア・ボローニャ 幼児からの継承日本語クラス