大切なのはインプット

3人とも日本語を上手に話しておられますが、特に真ん中のマットさんが、発音とイントネーションの自然さ、語彙の豊富さで群を抜いています。

このマットさんが、どのように日本語学習したのかについて話しておられるのですが、とても重要なポイントを話しておられるので、ぜひご覧になってください。

まずはひたすらインプット。

正しい発音をたくさん聞く。

知らない言葉が出てきたら調べる。

単語は暗記して語彙を増やす。

文法は理論を理解するのではなく、自然に正しく使えるようにする。反射神経で正しい助詞が選べるくらいに。

日本人は言葉の意味を知っているから漢字をおぼえられる。

日本人は少年ジャンプを読みながら、ふりがなを見て「しょうねん」は「少年」と書くのねと覚えらるのは、すでに「しょうねん」の意味は知っているから。外国人はそうじゃない。

などなど、

彼らの会話の最初から最後まで、本当にその通り!と思うことが指摘されています。

海外で育つ子どもに日本語も習得してもらいたいと願っているのであれば、とにかく日本語で語りかける、日本語の絵本の読み聞かせをする、幼児向け番組やアニメを日本語で見る、日本語の歌を聞くというのは、日本語の土台を作る上で本当に大切なことだと感じています。

文字の読み書きを始めれば、そのままスルスルと日本語が話せるようになるわけではありません。文字の習得の前に、たくさん耳から日本語に親しんで、子どもの中にたくさん日本語の言葉を増やしておいてあげてください。

こどもの にほんご

nipponica イタリア・ボローニャ 幼児からの継承日本語クラス