りょうりのことば絵じてん

一番自然に子どもが色々な日本語の語彙に触れるには、生活の中に日本語があり、大人の日本語を耳から聞き、様々な人と会話をすることだと思いますが、週に1回程度の日本語学習や日本語話者の親との会話だけでは思うように増やすのは難しく、あの手この手を考え出さないとなりません。

そのように考えると、漫画や図鑑は日本語を読んでもらうためには大変便利な存在で、日本語を読む良いきっかけにもなりますし、知識を増やすこともできますので、おもしろそうな物がないか新しい物がないかと興味を持って探しています。

この「こども りょうりのことば絵じてん」は、料理や食材に関する事がまとめられた子ども向けの絵事典です。

日本語の勉強はグズグズ言う子でも、日本の料理や食べ物が好きな子は多いでしょうし、食べ物は男児も女児も興味を持ってくれる題材でもあります。

食材の名前だけでなく、料理に関する動詞などもわかりやすく説明されていて、大人が読んでも結構読み応えがあります。

毎日子どもと一緒に食材の買い物に行ったり料理をしたり、親子の会話をしながら実物の食材や食品を見たり触ったり、また調理の手順を経験したりすることが望ましいのですが、忙しい毎日では必ずできるとは限りませんし、日本の食品や食材などは海外では実物を見せることも難しい場合もあります。

毎日の生活では不足する日本語を補い、興味のある内容で読書のハードルを下げるのに、このような絵事典は役に立つことが多くあります。

この絵事典で日本語の語彙や料理の知識を増やして、日本語のレシピを見てお料理をしたり、買い物をしながら食材の日本語の名前もわかったりと日本語でできることが広がっていくといいですね。

普通版より小さい小型版もあり、多少価格も安く、海外へ送ってもらったり持ち帰るにはそちらが良いかもしれません。

こどもの  にほんご

nipponica イタリア・ボローニャ 幼児からの継承日本語クラス