小学校5年生、6年生の国語教科書では、平家物語、竹取物語、論語など古典も扱われます。
そこで、枕草子の有名な冒頭部分を読んで、古文のリズムに触れ、ふりがな付き現代日本語訳を読んで内容を理解したり、今の日本語と昔の日本語の違いなどを感じてもらいました。
清少納言が、当時の生活にある身近な物事や自然に美しさや良さを感じていることを示した上で、「それでは、清少納言のように四季のそれぞれについて自分が好きなこと、いいなと思うことを書いてみてください」というのが、今回の宿題です。
枕草子の文体を意識して、各季節の書き出しは体言止めにするように事前に伝えました。
子どもらしく季節を感じている様子がわかる、かわいい枕草子が出来上がってきました。
春は遊び。
春になると、一番楽しみにしているのは、友達を誘い一緒にネルフやゲームをし、その計画を立てることです。やはり、春は遊び。
夏は日本。
夏になると、お母さんと一緒に日本へ行くことが楽しみです。そこでおばあちゃんとおじいちゃんに会うことも楽しみです。やはり、夏は日本。
秋はご飯。
秋になると、家族と一緒に、お父さんが作る美味しいパスタやティジェッレを食べるのはうれしいです。やっぱり秋はご飯。
冬は休み。
冬になると、友達と一緒に遊んだり、家族や友達と一緒にお正月を過ごしたりすることが大好きです。やはり、冬は休み。
2010年生まれ 男児
春はオシャレ。
春には色々な色の服やTシャツをき始められるから。
夏はプール。
暑くて、プールにとびこむときもちいいから。
秋は渋川煮。
秋にしか食べられなくて、とくべつおいしいから。
冬は雪合戦。
楽しいし、兄に思いきりぶつけてもおこられないから。
*原文は名前でしたが、掲載にあたり兄に直しています。
2011年生まれ 女児
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