幼児の言語発達について、親が幼児語を使って幼児と1対1で話すことが、言語の発達に大変重要であるとされる研究論文です。
海外在住で、親以外に日本語を話す人が身近にいない環境で子どもを育てる場合なら、親が話しかけることがより一層重要になってくるのだろうと思いながら読みました。
日本語の幼児番組やDVDは、子どももじっと見てくれるので、忙しい時は助かることもあって、ついだらだらと見せてしまうことも多いのですが、言語習得の基本は親と子の1対1の会話にあることはやはり間違いないように思います。
そして、幼児語を使ってという指摘も、たいへん興味深いポイントでした。幼児語というのは、はっきりと、短い言葉で、抑揚やイントネーションのピッチを強調し、表情なども大げさにして話すことです。母親なら自然にやっていることのような気もしますが、やはり意味があったのだなとも感じました。
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