作文「最高の夏休み」

実際に経験したことや見たことについてではなく、想像して考えを述べたり、思ったことを文章にするのは、子どもにとっては少し難しい作業だと思います。

口頭で言えても、会話そのままでは作文にはならないので、言いたいことをわかりやすい文章にするには練習が必要です。

そのような理由から、子どもにとってやはり作文は負担の多い宿題だろうと感じます。

書く気も失せるような面白味のないテーマより、「好きな事どんどん書いちゃってもいい?」という位の気分になれそうなテーマを選ぶことで、なんとか作文に取り組みやすくなればと願っています。

今回は「こんな夏休みだったら最高!」と思う夏休みを考えて書いてもらいました。

どちらも楽しそうな夏休みで、実際にこれやりたいね、来年は日本へ行きたいねと皆で話しました。



                                                                                                    2014年生まれ 女児

わたしのかんがえるさいこうのなつ休みは、しゅくだいのないなつ休みです。

日本にいって、小人ずかんを見ながら小人をつかまえたいです。

あと、花火大かいやぼんおどりにもいってみたいです。

なつまつりで、しゃげきと金魚すくいをやりたいです。りんごあめもたべてみたいです。



私の考えるさい高の夏休み                                                          2011年生まれ 女児

私にとってのさいこうのなつやすみは、なつやすみだけど10時くらいに家を出て、学校へ行きます。リュックの中に、ねぶくろや、おべんとうや、きがえを入れて持って行きます。

学校へ着くと、先生はいなくて、子どもたちはやりたいほうだいです。

ずっとあそんでつかれてきたら、お昼ごはんを食べます。その後またやりたいほうだいです。

夜になると、学校の外に出て、きもだめしに行きます。みんなこわくなって学校へもどってくると、体いくかんへ行ってねぶくろをしいて、みんなでそこでねます。

次の日の朝は、だいたい8時くらいにおきて、家へ帰るじゅんびをします。

その後お友だちといっしょに家へ帰ります。

こうやって、家でねるのと学校でねるのを一日おきにやるのが、私にとってさい高の夏休みです。


こどもの にほんご

nipponica イタリア・ボローニャ 幼児からの継承日本語クラス