文字の読み書きが進んできたら、読んだり書いたりすることで日本語の語彙や表現を増やしていけるようにと考えています。
学年はバラバラですが、どの子も小学生用のことわざ辞典やことわざの絵本などを持っていますので、どの子にもわかりやすいものを選んで少しずつ提示しています。
作文の宿題として「好きなことわざを選んで、それについて書いてください」というテーマで、
辞書などで調べてことわざの意味を確認し、書き写して、そのことわざがなぜ好きなのか自分の意見を書いてもらいました。
ことわざや四字熟語などは、イタリアでほぼ母と子の日常会話だけで自然に使えたりおぼえたりすることはあり得ませんので、意識的に取り組んでいます。
どの子も「ことわざはおもしろい」と感じてくれているようです。
これからも、日本語の色々な面白さを見つけて、興味を持って取り組めるように願っています。
ねこにこばん 2014年生まれ女児
わたしの一ばんすきなことわざは、ねこにこばんです。いみは、どんなに、ねうちのあるものでも、そのかちがわからない人にはなんのやくにもたたないといういみです。
ねこにお金ではなくて、ねこにこばんと、こばんをつかっているところがむかしっぽくておもしろいです。
わたしもイタリアの小学校のともだちに日本のことをいってもよさがわかってもらえないことがねこにこばんだとおもいます。
医者の不養生 2011年生まれ女児
「い者の不よう生」とは、人には立ぱなことを言うが、自分はできていないこと。
それがとてもださいと思います。こんなふうにはなりたくないです。
ぼくの好きなことわざ 2010年生まれ男児
ぼくの好きなことわざは、「七転び八起き」です。
意味は、何度失敗しても、くじけずに立ち上がってがんばろうとすること。
ぼくがこのことわざを好きな理由は、失敗しても失敗してもあきらめずに「がんばれ!」の意味を持つからです。
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