2025.05.27 22:00「100かいだてのいえ」たくさんのシリーズがある人気の絵本です。色々な部屋が1階から100階まで、ページをめくる度に現れてきます。数字に興味のある子ども達と一緒に、一つずつ順番に部屋を日本語で数えていきました。各部屋には数字が打ってあるので、最初は一人でしっかりと読み上げ、だんだん数字が大きくなってくると、時々少しだけ助け舟を出してあげると、また数え続けられました。日本語で1から100まで暗唱するのは退屈ですが、この絵本のおかげで楽しみながら飽きずに最後まできちんと数えられました。数を暗唱できても数の概念を理解していることにはなりませんので、多い少ない、ぜんぶでいくつ?などの数の概念は、また違う方法で練習しています。100はとても多い数だと、小さい子でもなんとなく理解していま...
2025.05.22 22:00マイノリティであることについて海外で子どもを育てていく上で、言語や教育、躾以外にも親として初めて気づき、考えざるを得ないことは色々あります。国籍人種の問題もその一つです。少なくとも未成年の間は国籍保留が可能で、二つ国籍を持っているのに、イタリアではアジア人として扱われ、日本ではガイジンとして見られることは普通にありました。幸いにも、娘は毎年の一時帰国で日本の学校に通った時もいじめられたりしたことはなかったのですが、逆に言うと、日本語が上手だね、かわいいね、英語も喋れる?等と無邪気にチヤホヤされることにも正直少し違和感はあっただろうと思います親切に言ってくださっているとわかっていても、それをわざわざ口に出す日本人の素朴さと言うかナイーブさ(褒めてません)を、娘は早くに気づいたことでし...
2025.05.06 22:00おてがみ書いてねある程度枠組みを決め、表記法を確認しながら作文として文をを書くことに取り組んでみましたので、次はもっと自由に自発的に日本語で書く経験ができることを考えました。絵日記などが一般的ですが、日記形式に限定すると、継続が負担になったり、語彙や表現力が少ない子どもの場合は「何を書いたらいいかわからない」と、ほとんど同じような単調な文の繰り返しになりがちです。書くことがプレッシャーになるのは本末転倒ですので、短い手紙ならどうだろうかと考えました。実在の人でも架空の人物(アニメのキャラクター)や動物でも、好きな相手に自由に手紙を書いてもらいます。書いた紙を提出してもらうだけでは面白味がないので、小さい郵便ポストを作り、教室内に置くようにしました。ポトンとお手紙を入れ...