今年は2月2日が節分でしたので、前日の土曜日に節分を少し取り上げました。
鬼や恵方巻きは、工作などの題材として取り上げたことがありますが、年の数だけ節分の福豆を食べる歳豆の風習についても今年は説明したいと考えていました。
少し前に木の枡をもらったので、節分に使えるかもと考えて大事に取っておきました。
まずは、日本の枡を見たことがない子ども達にこの枡を使って説明をしました。
お酒を入れて飲むものだと知っている子もいました。枡酒ですね。
水や粉を計るものにはどんなものがあるかなと言って、計量カップやスプーン、はかりなどを連想してもらい、それらとこの枡の違いについて発言してもらいました。
木製とプラスチック製や金属製の素材の違い、計量カップは丸いけれど、枡は四角いと形の違い、デジタルのはかりは電池がいるけれど、これは電気がいらないなど、色々なことを考えて日本語で話してくれました。
枡が計量カップと同じ働きをするためには何が大事かなと質問したところ、同じ大きさでないと計った時に同じ量にならないということに気付いた子もいました。
食べ物が入っている枡に皆興味津々で、色々なことをにぎやかに話してくれました。
来年は1合という単位についても子供達にわかりやすく提示できればと思っています。
そして、節分には、良い一年になるように悪いもの(鬼)を家から追い出し、一年の健康を願って年の数だけ福豆を食べることを話しました。
福豆はイタリアでは手に入りませんし、ピーナッツなどの豆類もアレルギーや誤飲の心配もあるので、もう少し柔らかくて安全な小粒の食品で代用して枡に入れて、自分の年の数だけ数えて順番に楽しんで食べてもらいました。小さい子も大きな声でしっかり日本語で数字を数えてくれました。
歳豆は数え年で数えるのが正式かと思いますし、実家ではそのようにしていましたが、まだ少し小さい子もいますので、数え年の概念は分かりにくいと思い、実年齢で行いました。
「来年はもう一個たくさん食べられるの?」と歳豆の数が増えることが今から楽しみな子もいました。
工作の時間に作った鬼に柔らかいボールを投げて倒したり、紙で作った鬼の顔をぶら下げておき、叩いて落として鬼退治をしたりしてみんなで賑やかに盛り上がりました。
0コメント